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舞台:『MONSTER MATES』TEAM NACS 戸次重幸 SOLO PROJECT [お芝居・舞台のこと]

久々の重ちゃんのソロプロジェクト、観に行ってきました。

TEAM NACS 戸次重幸 SOLO PROJECT
【MONSTER MATES

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2019.3.2(土)18:00~@森ノ宮ピロティホール(大阪)

【作・演出】戸次重幸
【出演】本郷奏多 青柳翔 前野朋哉 戸次重幸 吉沢悠


<Story:公式サイトより>
精神科医の坂上寛人(青柳翔)。
居候である三波秀和(本郷奏多)。
同じマンションに住む、坂上の元患者でもある鮮魚店店主の今野正志(前野朋哉)。
今野の借金の取り立てに現れたヤクザの桐谷憲次(戸次重幸)。

様々な事情で4人が坂上宅に会した時、謎の男・Q(吉沢悠)が突然現れる。
そしてQは三波に告げる。
【あなたは不老不死になりました】......。
その一言で、彼らの正常な日常は崩れ始めた。

果たして、Qは何者なのか?
三波は不老不死になってしまったのか?
不老不死をめぐる男たちの醜い争いの結末は...?



やーーーー、面白かったです。






スクリーン映像(漫画)からスタートするところが、
なんだかシゲちゃんらしい作品だと思わせるオープニング。
しかし、そのあとは、すぐにワンシチュエーションものの
会話劇に突入します。
マンションの一室というごく日常の場所から、
「不老不死」というファンタジー(非日常)な世界感へ一気に展開し、
中盤では、「死ねないこと」の「人間の死」というテーマを
実に哲学的に訴えるシリアスさ。
しかし、後半、登場人物皆が血まみれになればなるほど、
そして、登場人物らの素行が酷い展開になればなるほど、
コメディ度が上がってくという、その絶妙なバランスは、
なんて小気味良いことか
カテコでの「酷い話でしたねぇ」ていうシゲちゃんの言葉に、
大歓声が沸き起こってのは、そいう物語の絶妙さへの称賛に他ならない。
ストーリー自体も面白くて、
展開の先が読めないドキドキ感も、
フィニッシュの仕方も、めちゃめちゃキレが良くて、拍手拍手。

5人の出演者のキャラクターも個性的で、
インパクトある人ばっかりでしたね。
(登場人物は酷い人間ばっかりなので誰にも感情移入はできないけどw)
ほんと見事な座組、いいメンツ集めたなぁ。


カーテンコールでは、シゲちゃんから、
「オープングの映像の声の吹き替えは誰かわかる?うちの(事務所の)
アカデミー賞俳優大泉洋にノーギャラでやってもらいました。」
「後半に、銃弾が壁に当たるときの煙の粉、あれ龍角散だから吸い込んでも安全だよ!」
などのネタばらしがありつつ、

メンバーそれぞれが、劇中で好きなセリフ(自分のor他の人の問わず)を発表。

前野:「魚もいいけど、肉!肉!」
(スーパーなどで使えそうだから、ですってw)

青柳:「ヒデが不振に思うだろう」
(と、ヒデに向かって言うところが、屈折してて好きだそう。)

吉沢:「遅いわ!」(今野の台詞)
(ほんとに、遅いわ、と共感するから。)

本郷:「最高だろう、こいつ。」(倒れたヒデを抱えながらの坂上の台詞)
(物真似しながら再現してて、青柳さんから「馬鹿にしてない?」とつっこまれてた。)

戸次:「誰に頼まれて?」(今野の台詞)
(前のさんの声がガンダムのアムロの声に似てて好き、だそう。)
と、こんなかんじだったかな・・・。


カーテンコールもトリプルまでしてくれましたが、
「カーテンコールが長すぎて、本編の余韻が薄れる・・・」と心配していたシゲちゃん。
いやいや、面白すぎるカテコを以てしても、
決して作品の余韻は薄れません。
それくらい、面白かったです。

今まで観た戸次重幸作品の中では、一番好きだこれ。

次回作も期待しています!

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