Live:『ノーナとHiPPY CHRiSTMAS 2021』(NONA REEVES) [NONA REEVESのこと]
今年、すこしずつ劇場やライブハウスでの公演も再開されつつありますね。
完全に元通りにとはいかないまでも、
ノーナのライブも、大阪・東京でスタンディングで開催されました。
人数を制限しての開催で、マスクもしたままで、声(歓声)も出せないけれど、
それでも、スタンディングでってのはうれしかった。
NONA REEVES
『ノーナとHiPPY CHRiSTMAS 2021』
2021.12.11(土)17:00~@心斎橋Music Club JANUS
2021.12.19(日)17:30~@渋谷クラブクアトロ
NONA REEVES(西寺郷太・小松シゲル・奥田 健介)
+ 冨田謙[Key] 、真城めぐみ[Cho]、 村田シゲ[B]、 松井泉[Pa]
最近は、詳細レポも書けてないけれど、
セットリストだけ残しておこうかな。
<Set List>
1.HiPPY CHRiSTMAS
2.Weee Like It!!!
3.Soul Friend
4.Freaky
5.You are the ”NO.NINE” of My Life
6.Hurricane
7.PRISMATIC LADY
8.Mr. Melody Maker
9.Walk Between Raindrops ※
10.Everybody Wants to Rule the World ※
11Wake Up!
12.NNRブレイクダウン 〜サニーに捧ぐ〜
13.Music Family
14.Church of the Poison Mind ※
15.Ain’t No Mountain High Enough ※
16.Danger Lover
17.LOVE TOGETHER
18.Disco Amigo
E1.Last Christmas※
E2.Seventeen
E3. DJ!DJ! 〜とどかぬ想い〜(☆大阪のみ)
※はカバー
大阪はダブルアンコールで、1曲プラス。
後日(23日)に配信企画があるけど、
権利関係でカバー曲は全部配信はできないだろうから、
素材として一曲多く撮っておいたほうがいいのでは?という小松さんの配慮から、
急遽DJDJが追加になりました。(やったね!)
「コール&レスポンスで成り立っている曲だから、今のご時世に不向きかも…」
と最初は心配していた郷太君も、「結果、演って良かったです!」と最後には
満足してらしたね。
東京公演では、ダブルアンコはなかったけど、
タワレコノーナのポスター(初刷り版)をかけてのじゃんけん大会がありました。
(私はすぐに負けちゃっいました。残念。)
今年も、ヒッピーでノーナ納め出来た幸せをかみしめて、
来年に臨もうと思います。
No NONA, No Life!
Live:佐野元春 & THE COYOTE BAND ZEPP TOUR 2021 [NONA REEVESのこと]
佐野さんとコヨーテバンドが
大阪にも来てくれた。
【佐野元春 & THE COYOTE BAND ZEPP TOUR 2021】
2021.11.25 19:00~@ZEPP NUMBA
Guitar, Vocal:佐野元春 |
Drums:小松シゲル | Guitars:深沼元昭, 藤田顕 | Bass | 高桑圭 |
Keys:渡辺シュンスケ | Percussions:大井スパム
最高でした。
パワフルでソウルフル。
佐野さんの音楽と音楽を愛する人への思い、届きましたよ。
<Set List>
1.COMPLICATION SHAKEDOWN
2.Strange Days
3.禅ビート
4.ボーラスタア
5.VISITORS
6.世界は慈悲を待っている
7.街空ハ高ク晴レテ
8.合言葉-Save It for a Sunny Day
9.境界線
10.銀の月
11.斜陽
12.東京スカイライン
13.朽ちたスズラン
14.Us
15.La Vita e Bella
16.純恋(すみれ)
17.エンタテインメント
18.誰かの神
19.空港待合室
20.優しい闇
21.INDIVIDUALIST
EC
愛が分母
彼女はデリケート
ナポレオンフィッシュと泳ぐ日
悲しきRADIO
ヤング・フォーエバー
映画:【場所はいつも旅先だった】 [ラーメンズ関連のこと]
この日は梅田のシネ・リーブルへ。
朗読:小林賢太郎
主題歌:アン・サリー『あたらしい朝』
2021.11.5(金)10:40~@梅田シネ・リーブル
松浦監督が旅した サンフランシスコ、シギリヤ、マルセイユ、台南/台北、メルボルン
彼の目線でとらえた町の姿を、彼の言葉で、彼の感じた思いとともに、
そのまま私たちに届けてくれる、
ドキュメンタリーといういうか、
エッセイのような映画です。
映画は、セリフがあるわけでもなく、ストーリーがあるわけでもない。
だけど、たくさんのセリフやストーリーがあふれているのを感じた。
彼の言葉を朗読するのは、小林賢太郎。
賢太郎さんの声のなんと心地よいことか。
賢太郎さんの声のなんとこの映画にぴったりなことか。
もともと彼のファンでもあるので、
(というか、だからこの映画に出会ったのですが)
声の心地良さは十分承知していたはずなのに、
そのうえで余りあるほどの感動があった。
優しくて、温かいけど、
飾り立てず、大げさじゃない。 好きだった。
主題歌「あたらしい朝」が流れるエンドロールまで、
あっというまの時間でした。
ほんのひととき、知らない国を、知らない町を、
自分も一緒に旅していられた 幸せな時間でした。
Live:『Don’t Forget Your Soul Power』(Original Love) [ライブやイベントなどのこと]
Zepp Namba に来るのは、いつぶりだろうか?
見てきたのはオリジナルラブ。
Original Love 30th Anniversary Tour
“Don’t Forget Your Soul Power"
2021.7.10 18:00~@Zepp Namba
田島貴男 (Vo.Gt.)
+ 佐野康夫(Drm) 小松秀行(Ba) 河合代介(Key)木暮晋也(Gt) 真城めぐみ(Cho)
田島貴男が全パワーを放出し、それを全観客が受け取った。
すごい空間を体感してきた。
バンドセットの音の良さも、
楽曲の素晴らしさもさることながら、
田島さんの熱い歌声も動きも、かっこよくてセクシーで面白くて、
「凄い」の一言に尽きる。
以下、セットリスト
Fes:『ROKKO SUN MUSIC 2021 music shower from the SUN』 [NONA REEVESのこと]
2021.7.4(日)1200~@六甲山
開催から15年、なんと今回が最終回だという六甲山ミュージックフェス。
関西のフェスの中でも比較的小規模だけど、でも すごく雰囲気良くて、
のんびりゆったり見られて、
なおかつ自分の好きなバンドが割と出てくれる…という
ワタクシ的に最高に好きなフェスだったので、
これでラストいうのは残念。
しかし、2日目の大トリをノーナがつとめるというので、
最後を見納めに行ってきました。その2日目に♪
六甲山ではお馴染みの、濃霧に見舞われた一日で、
なんだかそれもこのフェスらしい。
霧の中のフェスゆえに、暑くもなく さほど寒くもなく、
最後まで雨は降らなかった。
2日目のラインナップはこちら。
1.MONO NO AWARE
5.NONA REEVES
土井コマキ[Closing DJ]
ノーナ以外に、今回はホフディランが同日に出るというのも
嬉しいポイント。
それ以外のバンドも、初めて見るバンドも含めて
全部良かった、全部楽しかった。
六甲山フェスのラインナップはいつも丁度いい絶妙さが好き。
今日の本:『合唱 岬洋介の帰還』(中山七里) [本のこと]
即レジに持っていくことにしています。
中山七里
【合唱 岬洋介の帰還】
合唱 岬洋介の帰還 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
- 作者: 中山 七里
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2021/06/04
- メディア: 文庫
岬洋介の司法修習生時代の仲間、天生が逮捕されるは、岬パパが出てくるわ、
御子柴弁護士が出てくるわ、法医学者の光崎教授、etc.etc.
中山七里作品のオールスターオンパレードだった。
音楽シーンはほぼないけど、「合唱」っていうタイトルの理由は
そういうことだったのですね。
しかも、
これだけいろんな主役級登場人物が次々とでてくるにもかかわらず、
ストーリー展開とミステリとしての面白さで、
たぶん他作品を全然知らなかったとしても十分楽しめる作品。
ミステリの始まりから、展開、たたみかけ・・・
読んでる手が止まらくて、一気に読んでしまいました。
これを読んでから、出てきたそれぞれの人物たちが
かもしれないです。
そしてこのオールスターズの中でも、
岬洋介の存在がとにかく光っている。
何もかもを置いて旧友を救いにくる登場シーンはめちゃめちゃゾクゾクするし、
ほかの登場人物たちとの対面するシーンで相手に与える印象の
鮮烈さもほんと気持ち良い。
おすすめです。
今日の本:『たゆたえども沈まず』(原田マハ) [本のこと]
舞台:『シャイニングモンスター ~ばくのふだ〔Shining編/Shadow編〕~』 [お芝居・舞台のこと]
【シャイニングモンスター
~ばくのふだ〔Shining編/Shadow編〕~】
公演期間:2021年3月15日 (月) ~2021年4月14日 (水)
会場 :Confetti Streaming Theate
出演者:一太郎役: 前川優希
仁吉役 : 井澤勇貴
佐助役 : 小沼将太
屏風のぞき役:反橋宗一郎
場久役 : 磯貝龍乎
獺役 : 阿部大地
アマビエ役: 真城めぐみ
演出 :錦織一清 / 脚本: 神楽澤小虎 /
音楽:西寺郷太(NONA REEVES)
原作: 畠中恵「しゃばけ」シリーズ(新潮社刊)
(『ひなこまち』所収「ばくのふだ」「ろくでなしの船箪笥」)
大好きな小説「しゃばけ」。
これまでも舞台化(沢村一樹さん主演)もドラマ化(手越裕也さん主演)も
されてきた人気作品ですが、
今回は、郷太君が音楽を手掛け、しかも、真城さんが出演するっていうじゃない!
これは観てみたいと思っていました。
でも、東京公演だけか…、どうしようかな…、と
迷っていたところに配信があるとの情報!
お休みの日を費やして、お家でShinig編とShadouw編を順番に観ました。
(2公演に分かれてはいるものの、一続きになっている内容なので、
やはりこれは両方見たほうがいいね。)
うん、楽しかったです!
本のこと『三つの名を持つ犬』(近藤史恵) [本のこと]
【3つの名を持つ犬】(近藤史恵)
<あらすじ>徳間書店サイトより
愛犬エルとの生活を綴ったブログがきっかけとなり、ようやく仕事が入り始めたモデルの草間都。
だがある夜、家に帰るとエルは……。
エルの死は都にとって、人生の大切な伴侶の喪失であるだけでなく、仕事の危機をも意味していた。
追い込まれる都。だがそんな彼女の前に、ある日、エルそっくりの犬が現れた。
いけないと知りつつ、犬を連れ帰ってしまったことから、都は思いがけない事件に巻き込まれていく。
すべての犬を愛する人に贈るミステリー。
これまで、近藤作品のホンワカした日常の謎ミステリを読んできたせいで、
てっきりこれもそういう軽めの話かと思っていたのに、
読み始めてみると、なかなかドロリとした人の闇系の話だでした。
最初は売れないモデル都の目線で語られ、
途中からは振り込め詐欺の下っ端の仕事につく江口に目線が切り替わります。
そして、二人をつなぐのが、作品タイトルにもなっている白い犬。
この犬が3つの名で呼ばれることになるいきさつは
なかなかシビアで悲しい経緯なのだけど、
それでも、この犬に関わる登場人物たちは、皆一様に「犬が好き」で、
「犬をかけがえのない存在だと思っている。」ことは強く伝わってくる内容でした。
犬を飼ったことがない人から見れば、
どうしてそこまで?と思うような、思い入れと愛着を持ち、
自分の人生を左右するほどの絶大な心の支えとして
「犬」の側に生きている。
結末は寂しいものではあったけれど、
江口の都への思いが、これらの未来の希望を
かすかに感じさせるところもあったので、
そこは救われたかな。
本のこと:『マカロンはマカロン』(近藤史恵) [本のこと]
ビストロシリーズの現時点での最新刊。
【マカロンはマカロン】(近藤史恵)
マカロンはマカロン ビストロ・パ・マル・シリーズ (創元推理文庫)
- 作者: 近藤 史恵
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2020/07/30
- メディア: Kindle版
下町のフレンチのビストロを舞台にした日常の謎ミステリ。
<収録作>
「コウノトリが運ぶもの」
「青い果実のタルト」
「共犯のピエ・ド・コション」
「追憶のブータン・ノワール」
「ムッシュ・パピヨンに伝言を」
「マカロンはマカロン」
「タルタルステーキの罠」
「ヴィンテージワインと友情」
今回も、パ・マルを訪れるお客さんたちの
ちょっとした違和感や謎を、
三舟シェフが、もつれた糸を優しくほどくように
解き明かしてくれます。
「青い実のタルト」と「タルタルステーキの罠」は
ちょっとゾクっとした怖さをはらんでいたり、
「ヴィンテージワインと友情」なんかは、謎を解いた後の真実が
あまり後味のいいものじゃなかったりもしたけど、
それでもパ・マルの人たちの優しさや言葉によって、ちゃんと救われる。
人の数だけドラマがあるんだよなぁ、としみじみ思わせてもくれる。
収録作で一番好きだったのは「ムッシュ・パピヨンに伝言を」でした。
こんな短いストーリーなのに、登場する西田氏のイタリアでの切ない
過去の恋の話にすぐに感情移入しちゃって、
そして訪れる結末(というか未来の期待を含んだ)に涙ぐんでしまった。
人間ドラマと、美味しそうな料理の魅力と、
謎解きの小気味よさを味わうのに最適な一冊。
おすすめです。
続編の文庫を待ちたい♪