今日の本:『ありふれた生活5-有頂天時代-』(三谷幸喜) [本のこと]
面白エッセイと言えば、私の中での1位2位は
土屋賢二センセ(お茶女の教授)か三谷幸喜さんかというところ。
三谷幸喜さんのエッセイ【ありふれた生活】の第5弾が出たので読みました♪
- 作者: 三谷 幸喜
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2006/09
- メディア: 単行本
今回もホントに面白いです。
映画『THE有頂天ホテル』
ドラマ『新撰組スペシャル』、『古畑任三郎ファイナル』
舞台『12人の優しい日本人』、『決闘!高田馬場』
・・・・↑この辺のお仕事をされていた時期のエピソードが満載。
今年の作品はほぼみんな見ているので、
それに関する話は余計に面白かったです☆
舞台『12人・・・・』の稽古で、江口洋介さんにどっきりを仕掛けた話、
大河ドラマ『功名が辻』に出演した時の苦労話、
初めての歌舞伎『決闘!・・・』の舞台裏の話などが、
三谷さんのあの独特の感性で書かれているので、
ついつい読みながら声を出して笑ってしまう。
映画と舞台での作品作りの手法の違いなんかも読んでいて興味深いし、
三谷作品に出た俳優さんの意外な一面が書かれていることが
すごく微笑ましかったり、盛りだくさんです!
とっても多くの人々と関わっている人だからこそ
見たり感じたり知れたりする世界、
特に舞台の裏側の色んな出来事は、
ほんとにわくわくしつながら読んで 楽しかったです。
仕事の量の多さとその作品の質の高さを考えると、
ホント、すごい人なはずなのに、
のほほんとした文章からくる三谷さんの「普通の人オーラ」(←つまりオーラが無い)は
一体何なんでしょう?
多分、めちゃめちゃ頭がいい人なのに、
それ以上にめちゃめちゃ人間性がいい人だからなんだろうな。
お仕事以外の三谷さんの家庭の様子や
ペット(特に愛犬トビ君への愛情はいつも微笑ましい)の話も
ぬかりなく面白いし、
エッセイ意外にも、色んな舞台の公演パンフレットなどに寄稿された
三谷さんの文章を集めたボーナストラック(?)付き。
何にも考えずに気楽に楽しみたい人に
これはお勧めの一冊です☆
三谷さんのエッセイ、2〜3冊しか読んだことないですが、面白いですよね〜。
あの力の抜け具合がたまりません。
何げに奥様が書かれているエッセイも好き♪
「やっぱり猫が好き」好きなんだなぁ・・・と痛感します(笑)
トビ君もいいけれど、猫アレルギーの三谷さんの猫との格闘も結構楽しかったり。
だけど一番びっくりしたのは「今年の作品はほぼみんな観ている」発言。すげぇ。
by tap (2006-10-04 22:29)
>こたさん
文章やモノのとらえ方とかは勿論、
それに加えて、日常に巻き起こるエピソードが面白いんですよね♪
私も小林聡美さんの本も好きです(^^)「東京100発ガール」とか!!
>「今年の作品はほぼみんな観ている」発言
【新撰組!!土方歳三最期の一日】だけは、見てないんですけど、
思い返したら、期せずに結構見てたんですよ~。
(【功名が辻】に役者として出演されたのまで見てました
by nanayo (2006-10-05 00:31)
おーっ!これは最新刊っ!面白そうですねぇ。ボーナストラック??気になるなぁ。
そうそう、三谷氏つながりですが、先日「やっぱり猫が好き」のビデオを発見っ!久しぶりに観ましたが、やっぱり面白かったです。
何度観ても面白いモノは、やっぱり好きです。
by mimisuke (2006-10-05 21:14)
>mimisukeさん
「やっぱり猫が好き」って人気あるんですねー。(好きだって人多い。)
実は、私は放送していた当時は、あんまり面白いとは思ってなかったクチです(^^;)
むしろ、「何が面白いんだ?」とまで思ってたほどで・・・。
多分、ああいうのの良さに気づけてないヒヨッコだったんでしょう。
今や大好きな小林聡美さんのことも、デビュー当時は嫌いだったくらいですから。
(今は大好きですよ!!)
「やっぱり・・・」も今観たら面白いと思えるかしら?(←未だ観てない。)
by nanayo (2006-10-06 13:47)