映画(DVD):『春眠り世田谷』 [映画のこと]
大森南朋さん出演の映画を観ようと思って
レンタルやさんで置いてあったのがこの一本☆
さっそく借りてみました。
【出演】 大森南朋, 今井あずさ, その他
【監督】 山田英治
【内容(「Oricon」データベースより)】
三十路前の男が、ふと今の生活や人生に疑問を抱き、
仕事を辞めて答えを探し求める姿を描いた作品。
基本的に、主人公に共感したり応援したくならないストーリー。
こういう男はやだ・・・って、ちょっと実体験と重なって(^^;)
身につまされるというか何というか。
今まで、ちょっと大人な役者さんのイメージだった大森南朋さんが
すごく子供っぽくて、なかなか新鮮でした。
白いパーカーを着て白いシーツの上で丸まっているところとか、
キッチンの隙間に自分の居場所を置いているポーズとか、
そんな 切り取ったシーンだけを観てるといいんですよね。
ほんわかしてて、やわらかくて、「春眠り」っていうタイトルの言葉が
とっても似合う可愛さがあったなぁ。
でも、その可愛さが、
主人公のモラトリアム青年をよりいっそう「ダメ男」に見せちゃってて、
きっと女性ウケはしない映画なんじゃないでしょうかね・・・。
(男性ウケしても、それはそれで嫌かもしれないですが。)
・不器用だけど一生懸命・・・なのではなく、
出来るかもしれないのに色々放棄しているネガさ。
・昔の女に、今の状況をグチるところ。
・偉そうな生への哲学。
・安易な子孫繁栄の使命感。
どれをとってもいただけない。
うーん、それが狙いだったのかなぁ。
ラストも、登場人物それぞれの「答え」が出せないまま、
パンっと切ってしまう終わり方で、
もうちょっと余韻がほしかったところ。
ゆったりした店舗の映画には、ゆったりしたラストシーンを・・・って
定義に入れてしまわないところは新しいと思います。
ここで「余韻がほしい」って思ってしまうのは、
私がロマンチストすぎるのでしょうか?
あのラストの大森さんの笑顔の意味はなんだったんだろう・・・って気になったまま。
↑あ、この気になったまま・・・ってのが
「まんまと」なのかしら?とも思いつつ、
やっぱり、爽快で気分良く観終われる映画を求めてしまう。
そうは言っても、依然気になる山田栄治監督+大森南朋作品。。。
また他にも観てみたいと思います
>ほんわかしてて、やわらかくて、「春眠り」っていうタイトルの言葉が
>とっても似合う可愛さがあったなぁ。
タイトルとジャケ。私もこのイメージDVDで見ちゃったもので
nanayoさんが列挙された主人公の「いただけない」部分と葛藤。
ふわふわした話じゃないよ・・・バニーボーイ程じゃないけど、
なんだか、いらいらするよぉ~(>_<)って(笑)
でも、「鍵がない。」は、また全く違ったジャンルだと思うので
機会があったら見てみてくださいね♪
追記:私は、あの笑顔・・・”オレの存在意義”みたいな流れ?
って単純に考えちゃいました。どうなのでしょうか。
by CHIF (2006-06-14 06:08)
>CHIFさん
ねー。ちょっとタイトル&ジャケット写真にやられちゃいますよね(^^;)
確かに、この主人公イライラする!!てのはCHIFさんに共感。
逆に大森さんのキャラで観るのが新鮮ですけどね。
色んな作品でを一個ずつ見て行こうと思ってます~。
そういうのも楽しい☆(鍵がない」を見つけなきゃ。)
by nanayo (2006-06-14 14:34)