舞台:『ニコラス・マクファーソン』 [お芝居・舞台のこと]
大阪IMPホールへ 観に行ってきました!
『ニコラス・マクファーソン』 ☆
内容は全く予備知識なしで 観に行ったのですが、
面白いっていう前評判を 沢山聴いていたので、
けっこう期待大 だったこの舞台。
いろんな意味でほんとにすっごく面白くて、 満足度は予想以上のものでした♪
【作】 後藤ひろひと(Piper)
【演出】竹下宏太郎(Piper)
【出演】小須田康人 みのすけ(ナイロン100℃)三上市朗(劇団M.O.P)
六角慎司 平田敦子 アドゴニー / 川下大洋(Piper)
ヒットマンと刑事という
なかなかハードボイルドな設定のストーリーを、
コミカルさとスタイリッシュさでキレイに味付けしてある・・・
すごいなぁ、上手いなぁ、と ただだた感心するばかり。
笑える部分ももちろん最高に面白かったのですが、
びっくりしたのが、
その演出のカッコよさでした!
90分間という時間の枠にすっきりまとまっているストーリー展開も
すごくスマートだし、
1つのセットで 上手く2つの場所を設定している状況も スタイリッシュ!
そこで成される4人(2人×2組)の台詞の交差は、
面白いわキレがあるわで、見ていて めちゃめちゃ気持ちいいです。
“荒野の7人ゲーム”(だっけ?)が同時進行するシーンなんて、
鳥肌が立つくらいでした。
笑いメインのつもりで挑んだ観劇だったのに、
こんなにもカッコよさに圧倒されるとは思わなかった。。。
嬉しい誤算、嬉しい裏切られ方をされたなぁ・・・・っていう
余韻でいっぱいです。
キャストも、三上市朗さん以外は初めて生で観る人ばかりで、
それも楽しみだったことの一つだったのですが、
収穫がいっぱいあったぞ!・・・って、その点でも満足高めでした。
私の中では今まで渋いイメージだった三上さんが、
小須田さんに翻弄されまくっているところも見応えあったし、
川下大洋さんの面白さは底抜けだし、
演じ分けが分かりやすい程極端な六角慎司さんも
実は濃い人なんだと実感しできたし、
和み系だと思っていたみのすけさんのヤクザなスタイルの
似合い具合も最初「誰?」って思うくらい新鮮でした。
そして、平田敦子さんは、もう“卑怯だよ”的な存在ですね。
ジャバザハット だの、LOSTのハーリーだの、
散々言われつつも、あのキュートさとパワーには誰も対抗できないだろうなぁ(^^;)
無駄なものを全部削ぎ落として
抜かりない笑いを提供してくれる【完成形】の技に
とにかく脱帽した舞台でした。
やー。面白かったぁ。
・・・・・ってか、大阪公演2日間って・・・・短いよー!!
ホント、キレのある舞台でしたよね〜。
言われてみれば90分っていう上演時間もすごくスマートでカッコイイかも。
ツボをしっかり押さえている感じ♪
演出も、演者も、カッチリはまってて、カッチリしながらぼけてて、でも決めるところは決める! っていう、なんとも上手く「ケジメ」がついてるのがたまりません。
平田さん、キュートでパワフル。「最強!!」ですよね(笑)
by tap (2006-09-01 00:54)
良かったですよねー?スッキリ、かっちり90分♪
久々の小須田さん、翻弄される三上さん、ツボでしたわー・・・
三上さん、翻弄されても渋くて素敵(o^-^o)へへへっ。
もちろん「みのすけさん×大洋さん」も楽しいし、四人のバランスも良♪
平田敦子さんと大洋さんに関しては、やっぱり反則オッケーっすよ。
だって「特攻野郎Aチーム」並にパワフルでカッコいいんだもの・・・
しょーがない(笑)
by CHIF (2006-09-01 09:49)
やられたね・・・?(ハテナ)が続出かと思いきや、どんどんはまる独特な世界。
なのにとてもみじかなような・・・感想もわけわからん位、気持ちよく度肝を抜かれた・・・初めて体験する笑いとカッコ良さ。クールってこういうことかな?
クレッシェンドになり続ける踊る心、そのままにしてぶっ飛ばしたい勢いある舞台でした。おつきあいくださり、誠にありがとございました<(_ _)>
by mimisuke (2006-09-01 18:52)
トラバとコメントありがとうございます^^
> “荒野の7人ゲーム”(だっけ?)が同時進行するシーンなんて、
> 鳥肌が立つくらいでした。
ほんとほんと!
動きと会話のどちらも、かみ合ったりすれ違ったりして、
どうやったらこんなの考えられちゃうの?!と、まさに鳥肌でした。
あと、おなかにパンチを受けたときの平田敦子さんの芝居には、
「タダ者じゃなさ」を感じました。
by こばけん (2006-09-01 22:24)
>tapさん
そう!まさしくツボを押さえてある!
竹下さんが演出だからなのか、まるでダンスかのようなキメキメのシーンの
連続がカッコよかったです。
力抜いてるみたいに見える笑いのシーン以外の部分は
すごい段取りが大変なんでしょうねー。実際。
by nanayo (2006-09-01 22:47)
>CHIFさん
はいー。三上さんやっぱ渋いっすよねぇ。
>平田敦子さんと大洋さんに関しては、やっぱり反則オッケーっすよ。
反則!っておもっちゃいますよね・・・やっぱり(^^;)
「出オチ」の威力を最後まで持続させるのは、平田さんにしかできないですよね。
by nanayo (2006-09-01 22:51)
>mimisukeさん
やー、面白かったねー!
六角さんが今回やった役は、初演では大王がやってたらしいです。
そう思うと、六角さんすごい事やってたんだなぁって
感心し直しちゃいました☆
by nanayo (2006-09-01 22:56)
>こばけんさん
こういう「技あり」!の舞台はほんとに大好きです☆
気持ちを揺さぶる感動ものの舞台もあれば、
このニコラス・・・みたいな、「凄!!」って脱帽させられる舞台もある。
それぞれに見ていて気持ちいいですよね。
by nanayo (2006-09-01 23:04)
nanayoさん、コメントありがとうございました~!
舞台でボディガードもの?まあPIPERだから面白いだろ、大洋さん見たいし!と
初演は知らないので軽い気持ちで行ったのに、
ほんと素晴らしい舞台でした!
みゆきだいすき!三上さんとのカップルが面白かったです。
ショージ刑事は最初、うわーこういううざいおっさんいるよね~とすら思っていたのに、
だんだんかっこよく思えて来ました…。
by スガサターン (2006-09-02 00:39)
>スガサターンさん
コメントありがとうございます!
そうなんですよね!小須田さんも、大洋さんも、最初抜けキャラで
イライラさせるのに、じわじわカッコよさが分かってくるんですよね☆
わかりますー。
by nanayo (2006-09-02 21:04)
はじめまして。コメントありがとうございます。
私の中で今年、一、二を争う演目になりました。
ナナヨさんのおっしゃるとおり、「演出のカッコよさ」、
それと、ストーリー&役者さんのキャラがマッチした、いいお芝居でしたね~。
by YO (2006-09-02 22:58)
>YOさん
今年のランキング上位!ってのは、納得です。
コンパクト,スタイリッシュ &面白い ってのは、
芝居の最強要素ですよね。
>ストーリー&役者さんのキャラがマッチした
ほんと、初演は観てないのでわかりませんが、
適材適所な配役でした!!
by nanayo (2006-09-03 01:13)