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Live:『2013 POP STATION TOUR@BillboardLIVE OSAKA』(NONA REEVES) [NONA REEVESのこと]

ノーナの4年ぶりのオリジナルアルバム【POP STATION】の
ツアー初日はなんと大阪!
しかも、ビルボードライブOSAKAでだなんて、なんていうスペシャリティ。
発表になった瞬間から嬉しくてたまらなくて、待ち遠しくて仕方なくて、
ドキドキしたままむかえた当日。

NONA REEVES 2013 POP STATION TOUR
nona.jpg

2013.3.27 @Billboard Live OSAKA
1st stage 18:30~/2nd stage 21:30~

 NONA REEVES (Vo.西寺郷太 Gt.奥田健介 Drm.小松シゲル)
  + BgVo.真城めぐみ Ba.村田シゲ Key.冨田謙 Per.松井泉

 

もうっ!!!!
とてつもなく楽しかった!!!
「大阪すごいよ」とメンバーの皆様が宣言されてた通りで、
ほんとにすごかったよ。
ツアー初日ならではの緊迫感と高揚感ありつつ、
ビルボードに相応しいラグジュアリーに煌めく音の世界。。。
そこにノーナらしいPOP臭をこれでもかと言わんばかりに散りばめて、
素晴らしすぎて泣けるほどでした。

 

この日のメンバーも、お馴染みサポート陣を合わせたノーナ7。
27.jpg

ステージの立ち位置はいつもの定位置で、
後方シモテから シゲさん、 いーちゃん、  小松さん、  冨田さん
前方シモテから     真城さん、      郷太くん、       オッケン
て具合でした。
この日はちゃんと、ノーナ3人はNEWジャケ写の黒スーツと担当カラーの
赤(郷太くん)、青(オッケン)、黄(小松さん)のタイ締めて♪
他のメンバーもちゃんと担当カラー(CDの裏ジャケットの名前にちゃんと色割りある)の
タイ(白(シゲさん)、緑(冨田さん)、オレンジ(いーちゃん))だったのはさすが!
ちなみに真城さんは担当カラーの紫は靴に持ってきてましたね。メタル紫だった。


セットリストは、まさかの、本編にニューアルバムの曲順通りまるまる持ってきたよ!
これ、なんていう贅沢かしら!
1st STAGE
01 P-O-P-T-R-A-I-N
02 Weee Like It!!!
03 Never Ever Let U Down
04 ECSTASY
05 GOLDEN CITY feat. 一十三十一
06 Mr. Melody Maker
07 マンドリン・ガール
08 WEEKEND (P-O-P-T-R-A-I-N Part II)
09 三年
10 休もう、ONCE MORE

EC1 I LOVE YOUR SOUL
EC2 MAGICAL

とにかくね、今回のニューアルバム「POP STATION」は、
その曲順が完璧なのですよ。
スペクタクルな映画を一本観終わったときみたいに、完璧。
衝撃的にスタートして→楽しさに踊りたくなって→色っぽく→艶めいて
→きゅんとして→切なくなって→泣きたくなって→でも笑い泣きで幸せになる・・・
って、まるでストーリーを体感するみたいな 気持ちよさがある。
それがそのまま、しかもググッとアレンジされて目の前で繰り広げられるわけですよ。
2次元から3次元の世界へ連れ出される感動。。。。
ずっとドキドキしっぱなしでした。


【P-O-P-T-R-A-I-N】のイントロにのせてメンバー登場。
そのままそこに乗っかって、生演奏にスライドするというパターン。
このスタートパターンって大好きなんだけど、
ノーナでやってるの見るの(私は)初めてだ。新鮮!
しょっぱなの♪Welcome to the~♪のワンフレーズを郷太君が言いミスるという
アクシデントを起こしつつも(緊張してたのかしら!珍しいっ。)
スピード感あるこの一曲目が一気にパーティーに連れてってくれた。
CD音源ではエフェクトかかってた ♪集まれ皆、集まれ皆~♪のコトバが
郷太君の声ではっきり歌ってくれてて、それが
めちゃめちゃ気持ちよくココロに刺さってきたよ。


【Weee Like It!!!】では、イントロで派手な郷太君の煽るコール&レスポンス!
去年のヒッピーで初めて聴いた時は軽快な印象だけだったのが、
それにパンチがきいてパワーアップしてた。
ライブで無心で「わーーーーーーーいっ」ってなれる曲だなと思うの。
2曲目にして、みんなで“ We Like It! I Like It!”っていっぱい叫んだよ。

【Never Ever Let U Down】
前奏、間奏、後奏の随所に出てくるオッケンのギターのリフレインの刺激に尽きる。
特にアウトロのドラム&ギターの銃撃みたいな攻防がかっこよすぎです。
でもこんなパワーロック、正直座って聴くのは酷でした。
で、たぶんね、スタンディングのライブだと、観客のアジテートで
絶対もっと育つ曲だと思う。もっといけると思う!期待してる。

【ECSTASY】
これはかなりのトリップ曲ですね。聴いてると上下前後左右がわからない世界に行っちゃう感じ。
不思議な曲だと思ってはいたけど、生だとさらにその感じが強くなった。
メロディは浮遊感いっぱいにふわふわしてるのだけど、
オープニングのシゲさんのベースの存在感が凄いのと、
なんてったってこれは冨田さんキーボードが(間奏のソロなんて特に)冴えて冴えて
気持ちよすぎる。

【GOLDEN CITY】
この日はfeat.真城めぐみ!!
郷太くんと真城さんのがっつりなデュエット曲が聴けるなんて、すごい。
とにかく、うっとりしっぱなしです。
オリジナルの一十三十一さんの声とはまた違った、
真城さんの大人っぽく芳醇な声で聴くのも素敵。
そして、郷太君の本気の歌い上げにも惚れそうになる。特に郷太君が
下のハモりの部分を歌うところなんて、もう、たまらないですよ。
大阪の地下(ビルボードのある場所)なのに、
摩天楼が見えたよ。(言いすぎじゃなく。ほんとに。)
でね、でね、ここの曲で更に特筆すべきはオッケンのギター。
男女デュエットの、それぞれの声の素晴らしさにうっとり聞き惚れてたら、
その声と声にさらに寄り添うように重なってくるギター。
二人の声にハモる音がまるで歌うよう。
これは三人目のボーカルだわ!と、思わず感動に震えた。
郷太君とオッケンが見合いながら奏であってるのを観て、
この二人がデュエットしてる風にも見えて、ため息がでた。。。。

【 Mr. Melody Maker】
皆でハンドクラップでリズム刻むのがめちゃめちゃ楽しい曲。
ミドルテンポでキャッチ―なメロディが、一番キラキラしてた。
間奏で、“Fu~!”って一緒にコールするという願望が叶って、なりより満足でした☆
しかし、この曲の2番に入るところで、ハプニング。
郷太くんの“わす~れてた~”の2番の歌詞が上手く入れず・・・・。
歌詞のセリフじゃないけど、本気で「忘れてた!」と叫んでた郷太君はじめ
みんな悔しそうでした。
いやぁ。ほんと初日ならでは。ノーナでもこういうこと、あるんだねぇ。。。

【マンドリン・ガール】
CDでは一番地味な曲だと思っていたけど、なんのなんの!!それ大間違い。
正直、私は、この日のMAXポイントはこの曲やと思う。
マイナー調でスローテンポなんだけど、
なんとも切なくてロマンチックな世界。。。
ライブだとその世界が、何倍にも壮大に広がっていくんだな。
郷太君の後半の叫びにも似た歌い上げに圧倒され、
オッケンのギターの超絶なトレモロにしびれ、
こまっちゃんの重厚なタム音と壊れんばかりの激しいプレイにグッときた。

各メンバーが、一番汗だくになってたのがこの曲だったように見えたよ。
聴いてる側も手に汗握るほど、熱く熱く酔える曲だったなぁ。。。

【WEEKEND (P-O-P-T-R-A-I-N Part II)】
サブタイトル通り、トレイン感あふれる曲で、
少し早めのスピードの列車に乗って景色がビュンビュン後ろに飛んでくイメージ。
真城さんのテンポ刻むようなコーラスも、
カツカツいうリムショット混ぜた小松ドラムも、
時を刻みながら走る列車のイメージを増長させてくれる。
そして、間奏で、ふと、冨田さんの鍵盤(これはフルート音だろか?)が鳴るとこが
肩の力を抜いてくれる効果があって、なんだか気持ちよかったり。
一見ストレートな曲なのに、色んな要素盛り込んであるんだな、と
エンドレスリピートしたくなる中毒性ある曲だなと、
改めて思った。
そしてこの後半で、オッケンがエレキギターを置き、アコギを抱えて
スツールへ座り直して準備して、流れるように次の曲へ・・・

【三年】
郷太君もスツールへ座ってしっとりと歌うカタチ。
この曲はほんとに歌詞の良さもあって、ウルウルしてしまうほどの名曲。
こまっちゃんの前半のバスドラのリズムがずっと胸に刺さって刺さって仕方なくて、
自分の心臓音に重なってきて、そこでマジ泣きしてしまいました。
(こまっちゃんが一番気持ちよさそうに演ってたように見えたのもこの曲だった。
座頭市かっ!と言いたくなるくらいずっと閉目してプレイしてたなぁ。
耳を研ぎ澄ましてるとああなるのかしら?とにかく、超色っぽかったです。)
ステージのメンバーもみんな真剣な表情を見せるから、余計に・・・。
そんな中、一人だけ優しい笑顔で演奏してたのが いーちゃん。
笑いながら電子パッドでトライアングル音を響かすシーンが、
ずるいくらい効果的で、、、、
なにこれ、このステージの7人の一人一人の表情ごと全てが演出だったとしたら
ものすごいな、完璧な演出だな。と、もちろん自然とそうなった結果なんだろうけど、
そういうとこも含めて感動してしまったのです。

 


ラスト曲の前のMCでの郷太君。
「察しのいい人はうすうす気づいているでしょうが・・・、
そうです、アルバムの曲順どおりやっています。
こういうのはノーナでは珍しくて、リリースがから全然ライブではやらずに、
7年くらいしてからおもむろにライブで「JULIA」をやり始めたりとかね、
そういうのよくあるんですけどね、
ここ(ビルボード)での本編は1時間くらいってことなので、
せっかくだからアルバム全部やろうと・・・」って、話していました。
「提案した時には、賛成する人もおり、反対の人もあったんですけどね・・」と言うと、
速攻で「満場一致だったよ。」とオッケンがさらっとつっこんでて面白かった。
で、
「本編最後の曲ですが、【休もう・・・】と言う曲やけど、みんな立って立って!」と
言ってくれたので、ようやくスタンディング!
ずっと立ちたかったんだよーーーーーーー。

 

【休もう、ONCE MORE】
ノーナ3人がボーカルをとってるの曲は、ホントに幸せ度たっぷりで、
ラストにふさわしい一曲♪
こまっちゃんが最初の歌い出しというのも珍しので、ついつい注目してしまいます。
でも歌い切った後、いつも“納得いかない”って表情をするんだよなぁ。。。
2番の歌いだしはオッケン。黄色い歓声があがっていましたね。
郷太君も、フロアの皆の声を引っ張ってくれて、
客席みんなで“Yeh~ Yeh~♪”って歌った時の一体感、
最後に何度も“Once More!”“Once More!”って繰り返し続けた時の幸福感は、
ほんとに最高だった。


アンコールは男性陣はみんなグッズTシャツを着ての登場。
「や~。気持ちよくやらせてもらいましたよ。」と、こまっちゃん。
「楽屋下がって、全員が“くそっ!”ってなったよね。」と、本編の失敗を悔しがるオッケン。
「あれは俺が合図を出すのを忘れて、二番にいく人と、ブリッジへいく人とに分かれてしまった。」
とお詫びを述べる郷太君。。。
それでも初日ならではの空気は(失敗がなかった2ndよりも)1stの方が凛としてた気がして、
見てる側としては大満足だったです!!

演奏曲はライブでおなじみの2曲を。
郷太君の「I LOVE YOUR!」コールにフロアみんなで「SOUL!」と返して
フロア総立ちで踊った【I LOVE YOUR SOUL】
郷太君もアコギで弾き語りの【MAGICAL】の2曲を。
最後までキラキラし続けたライブは、
あっという間でした。

----
2nd STAGEも本編のセトリは1stと同じく。アンコールをチェンジ。

01 P-O-P-T-R-A-I-N
02 Weee Like It!!!
03 Never Ever Let U Down
04 ECSTASY
05 GOLDEN CITY feat. 一十三十一
06 Mr. Melody Maker
07 マンドリン・ガール
08 WEEKEND (P-O-P-T-R-A-I-N Part II)
09 三年
10 休もう、ONCE MORE

EC1 HIPPOPOTAMUS
EC2 NEW SOUL

EC" I LOVE YOUR SOUL

1stで悔いが残った P-O-P-T-R-A-I-Nと Mr. Melody Makerも2ndでは完璧☆
その他の曲も2度目のステージゆえの余裕たっぷりなステージでした。
そういえば、2ndでは、特に真城さんが郷太君のMCに反応して大爆笑してたシーンが
目立ったなぁ。(^^)

本編のMCが少なめだったからか、アンコールでのMCでは多弁な郷太君。
今回のライブの来場者プレゼントで、アナログ盤を出せたことにも
「ずっと昔からアナログレコードを出すのが夢だった。」と嬉々と語っていました。
「子供のころから自分の予定表を作っていて、21才でデビュー、その後CD発売、とか…」
と話してる姿にはこまっちゃんも苦笑い、シゲさんに至ってはやれやれ…な表情でしたが(笑)
メンバー紹介の時も、各人から一言もらうよりも郷太君のほうが多く喋ってた気がする。

「本隊の□□□(クチロロ)のCDの発売日なのに、ノーナのライブに来てくれて、
三浦君にも謝っといてね。」
と紹介された村田シゲさん、「それくらいノーナに思い入れてるってことですよ。」て、嬉しいこと言ってくれる。

「真城さんと歌わせてもらうことが当たり前のような気になってるけど、本来凄いことだから、
当たり前だなんて思ってちゃいけない。最近では“真城女神”って呼んでますから。」
と、紹介された真城めぐみさん、
「もう、やめてやめて。」と、照れまくっていました。

「大阪出身、なにわ高校!」
と、ふられた松井泉さんは、うなずいてたのみ。(喋ろうとしてたのに、郷太君の切り上げが早のいよっ。)

「今回のアルバムのプロデューサーでもある冨田さんは、テーマカラーの緑ってことで、
ネクタイだけじゃなくて靴下も緑にしてくれてます!」
と郷太君に言われた冨田謙さん、靴下見せてくれました。ほんとだ、緑!かわいい!

「小松さんと奥田さんは、なんか他にもいろいろご活躍でね・・・」と、
彼らの外仕事にちょっと拗ねてる感いっぱいの郷太君に、
こまっちゃんは、
「(郷太はすぐ)すねるからね。」と、さらっと流してたなぁ。

「何か言いたいことはありますか?」と振られたオッケンは、
「やり切りましたよ!」と、1stの悔しさを払拭できた様子ですがすがしかった。

アンコの曲は【HIPPOPOTAMUS】【NEW SOUL】
そして、なんとWアンコールにも応えてくれて【I LOVE YOUR SOUL】
(登場の時、こまっちゃんがうっかりドラムを通り過ぎてたのに笑っちゃったけど。)

大団円で締めくくったビルボードライブ大阪公演、
ほんとに素晴らしいツアー初日でした。


来場記念のプレゼントのアナログ盤は、おうちの壁に飾っています♪
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そして、これからのツアーも各地でキラキラをまき散らしてきてほしいな。
そして追加が決まった6/6の梅田シャングリラでの大阪公演☆
絶対行きますから!

 

 


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コメント 2

masako

先日はありがとうございました!
堂島くんのレポと一緒に、あの時の光景(主に爆笑したあのシーンなど)を思い出しながら読ませて頂きました。笑
どちらも違った楽しさ、美しさがあって本当に良いライブでしたね。

先日ノーナを見て、あれ、私こんなにノーナ好きだったっけ?
と自問してしまうほど色々と興奮してしまいました。。。
今ならノーナ話を何時間でもできそうな気分です。笑
6月が待ちきれないですね。また宜しくお願いします!!

by masako (2013-03-31 14:59) 

nanayo

>masakoちゃん
 >どちらも違った楽しさ、美しさがあって本当に良いライブでしたね。
ですね、ですね。
ノーナ2がそれぞれのバンドでそれぞれの魅せ方をしてくれるのも、楽しみの一つです。

私も何時間でも喋れそう。。。
6月の大阪公演が追加になってほんとにうれしいです。
待ちきれないっ。
ラグジュアリーなステージも似合うけど、
スタンディングで楽しむノーナも絶品なんだもの!

by nanayo (2013-04-01 21:42) 

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