Live:『小松シゲル BIRTHDAY TOUR』（NONA REEVES）

大阪での久々のノーナのワンマンライブに、先週行っていました。

NONA REEVES
【小松シゲル　BIRTHDAY TOUR　2018】


　　　　　　　　　

2018.10.18　19：00～＠心斎橋Music Club JANUS

NONA REEVES　（Vo.西寺郷太　Gt.奥田健介　Drm.小松シゲル）
　＋　BgVo.真城めぐみ　Ba.村田シゲ　Key.冨田謙



今回のツアーは大阪・名古屋・東京の3都市公演。
私は、初日の大阪公演へ。
東京での公演もそろそろ終わったはずなので、セトリ書いていいかな。以下メモです。


さて、
なんで今年このタイミングで？！しかもナニこのツアータイトル！
（行くけど!もちろん行くけど！！）
と思わせてくれてた今回のツアー。
どうやら、ライブハウスは1年くらい前から予約しとかないといけないそうで、
「このくらいの時期にはきっとなんか出せているだろう」と見越してハコ予約した
ものの、結果 何もリリースできてなくて、
その対策として、「なら小松が誕生日やしBDツアーでいいやろ！」と、
このタイトルになったそうです。（郷太君談）

そういうツアーも全然あっていいと思います！
（むしろこんなのどんどんやって欲しい。）

実際、レコ発や周年記念やX'masライブでのツアーとは全然違う
凄くレアなセトリで、‟なんてコアな！”と思うような曲がいっぱい
ラインナップされていたもの。
しかも（一応）小松さんBDツアーなので、それに応じたコーナーなども
（どうにか）作ってくれててね、ほんと楽しかったんですよ。

・

＜Set List＞
01 THE DEATH
02 パーティは何処に？
03 REVOLUTION
04 Sweet Survivor
05 O-V-E-R-H-E-A-T
06 ホノルル・ガール
07 狛犬の詩
08 Bad Girl
09 Georgy Porgy(Toto)
10 Diggin' Your Scene(The  Blow Monkeys)
11 重ねた唇
12 土曜日の恋人(山下達郎)
13 You Are The Universe(The Brand New Heavies)
14 LOVE TOGETHER
15 Jackson 5 MEDLEY：I WANT YOU BACK / ABC / THE LOVE YOU SAVE /
16 夜をぶっとばせ(オリジナルラブ)
17 麗しのブロンディ
18 FESTIVAL
19 LOVE  ALIVE
20 Do_It_Again

E1 AUGUST
E2 Glory Sunset


どうよこのラインナップ！！！
一曲目から‟まさかのそれ？？？！！！”と思うようなスタートだし、
カバー曲の選曲もめちゃめちゃ最高だし、
小松さんボーカールコーナー（コーナーなのかな？）はあるし、
もちろんノーナの新旧名曲の並べ方も最高にニクい！
「21周年、46歳、新譜リリースなし！のそんな最高のタイミングのツアー！」
と、小松さんも言うてたけど、ほんとに最高なツアーですよ、こんなの♪♪

まず、なんといっても一曲目ね！！！
【THE DEATH】をライブで聴ける日が来るなんて！と感動の嵐ですよ。
（私は）生で聴いたのは初めてでした。
ライブではメンバー登場曲としてよくSEでは流されてたインスト曲。
まさか生でやってくれるとは思わなかった。
これは、奥田さんのチョイスだったそうです。
誕生日ツアーなのに「DEATH」を選ぶところが流石というか何というか。
奥田さんは「死があるから生がある。」とか、なんか哲学チックにポソっと
言うてましたが、
小松さん曰く、「学生時代の奥田の発想だよね。」てｗ。
因みにインストなので、この時はまだ郷太君はステージには出て来ません。
（後で、「俺が主役なのになんでお前が後で登場するんだよ。」と文句言う小松さんと、
「だって歌うとこないやんか」って反論する郷太君が、面白かったｗ）

【パーティは何処に？】
満を持して（？）ここで郷太君もステージへ。
そうか！ノーナってバースデーソングってないよな？と思っていたけど、
バースデーパーティーだもんね！こんな相応しすぎる曲があったんだわ！！
間奏の冨田さんピアノがこの日は特に軽やかでおしゃれで、
郷太君がキメる「レディース&ジェントルマン！」のフレーズは
とてもファンキーテイストだったなぁ。
定番の曲なのに、ますます新鮮でした。

【REVOLUTION】
間髪いれず始まるイントロドラムのカッコよさ。
序盤から盛り上がるキラーチューン。最高だった。

【Sweet Survivor】
現時点で最新のアルバムMISSIONからの一曲。
そうか、リリースからもう一年だったんだなぁ、と思いつつも、
まだまだ新鮮であります。
そして、イントロの郷太君のキメポーズも健在でした。
真城さんの「Yehーーーー！！」の声をを合図にして、
みんなでWOWOWOWOWーーーを叫ぶところの気持ちよさも大好きです。

【O-V-E-R-H-E-A-T】
これもMISSIONから。
激しさもドラマチックさもどんどん育つ曲だなこれ。
（ところで、この曲、どこが郷太君作でどこが奥田さん作なのか、
結局のところ、答え合わせはしてくれないのだろうかね？知りたい。。。）

多分このへんのタイミングで、、
小松さんへの誕生祝いメッセージ紹介のコーナー。
（郷太君がメッセージを読み上げます。）
前置きで、アメリカ大統領、トランプさん、オバマさん、レーガンさんから・・・
と、フェイクメッセージを入れる郷太君ｗ（なんだあれ。）
この日は、3名から小松さんへのメッセージがありました。
・ナンケンさん（大学時代の友人。
小松さんが、モノ真似（レイラのギターイントロで失敗してペロッと舌をだすところ）してたｗｗ
・トライセラの林君（「チュニジア料理食べに行こう！」という謎メッセージ。なぜにチュニジアか？）
・堀込泰行さん（小松さんと飲んで楽器を忘れた話と、お互いもうそろそろ酒の飲み方をおぼえよう。
　・・・みたいな内容でした。）
（名古屋、東京はまた別の方々だようですね。誰からだったのかな？）

そして、待ってました。今日の主役、小松さん自身がメインボーカルの曲を
続けて2曲♪
【ホノルル・ガール】
この日は特に甘い声♪♪とろけましたわー。
【狛犬の詩】
歌い始めてすぐに歌詞を忘れちゃって、やり直し。

しかし、間違えたあとの２回目って尋常じゃなく盛上がるもので、
この時も最高に盛り上がったよ。
そして、歌詞にあわせて郷太くんがマイムするのがおもしろすぎた。
(川に飛び込んで仔犬を助けるシーンを再現ｗ)
エンディングの怒涛のドラムフィニッシュも、
とことん気持ち良かったです。

【Bad Girl】
ワーナーの初期の頃の曲。しかし、なんてエバーグリーンな名曲だろうか。
しかも、最近のライブでの後半のアレンジは、特に素敵になっているのです。

で、ここで、このカバー曲コンボが来ます。（最高か！！）
【Georgy Porgy】（Toto)
【Diggin' Your Scene】(The  Blow Monkeys)
この2曲の、エンディングからイントロへ繋がるシーンの完璧なフィーリング。
これ、ノーナでしか聴けへんからね！！
この曲繋ぎ、生で聴いたのはめちゃめちゃ久しぶりで、
感動しまくりでした。
初めてノーナで2010年のヒッピー大阪で聴いて以来、
いつかコンボでやってくれると信じて待ってて良かった。（TT)
因みに、あの時（2010年のあの日）奥田さんに曲名を教えてもらったんです。。。
今でも記念に持ってる、書いてもらったコレ↓

【重ねた唇】
そこから続けてメロウミディテンポのノーナの名曲を並べてくるところも
最高のタイミングで、空気の流れがぴったりでしたよ。

そして、再びカバー曲が並びます。
「目をつぶれば完璧な美少年声と言われた僕が、小松さんの為に歌います！」
と郷太君が宣言すると、
「じゃあ、目をつぶって聴きます！」という小松さんに、
「目ぇ開けろや！二重になるくらい目ぇ開けろや！いや、元から小松は二重か。」
という、二人の小競り合いもまた一興。
【土曜日の恋人】（山下達郎）
この曲のカバーは、過去にもやってるので、聴くのは初めてではないけど、
こうやってガチでしっかり聴くのんは久しぶりかもしれない。
改めて、郷太君の美少年声が生かされまくる名曲、素敵だったなぁ。
後半のファルセットにもうっとりさせられました。

【You Are The Universe】（The Brand New Heavies）
そして、これは真城さんがメインボーカル。
90年代を彩る、The Brand New Heaviesの名曲をカバー。
真城さんの美声が神々しいほどカッコよかったなぁ。
サビフレーズのあの声の広がりはまさにユニバース！
そして、そこからメドレーのように続けて【LOVE TOGETHER】へ。
ノーナの王道中の王道曲なのに、今日のラインラップだと、
なんだかとても新鮮になる不思議。
何度聴いてもいつ聞いても、最高なのは間違いなかった。

【Jackson 5 MEDLEY】
そして、これも大好きなノーナの18番カバー。
「I WANT YOU BACK、ABC、THE LOVE YOU SAVEという
ジャクソン５の頃の曲を、ジャクソンズがライブでメドレーで歌ったときの、
‟そのライブ”のカバーです！」と、説明をしてくれる郷太君。
後半にかけてのスピードアップする流れがたまりません。
「小松、誕生日やのにめっちゃ難しいの叩かしてごめんな」と
小松さんを時々気遣う郷太君が、いちいち面白かったです。

【夜をぶっとばせ】
なんとここでまさかのこのカバー。
「オリジナルラブの曲を歌います」と言うからてっきり別のあの曲を予想してたら、
なんとこの曲！！！（あの時きっと多くの人が「接吻」をやるもんだと思ったよね？）
なんて嬉しいチョイスだろう。
「今日のメンツで、俺と奥田以外は今やほんとにオリラブのバックバンドなんて
信じられない」と、郷太君も言ってましたが、そうなんですよね、
小松さん、シゲさん、冨田さん、真城さん、現役オリラブバンドですものね。
そこに、今日は、郷太君がボーカルで、しかも奥田さんギターですよ。
夢のような時間じゃないかしら。ホンマに。
でも、当たり前だけど、流石、郷太君ボーカルと奥田さんギターの色濃さで、
田島さんの曲でも、一気にノーナテイストになるもんだ。
すごかったな、すごかったな。
やー、ほんとにすごかったな。

そして、再びノーナオリジナル曲でラスト曲に向けて突っ走ります。
【麗しのブロンディ】は、イントロがまたアレンジされていた！！
進化が止まらない曲だなこれ。
そして、後半の奥田さんギターソロは、この日マックスな爆発っぷりで、
最高にカッコよかったのも記憶に残しておきたい。

【FESTIVAL】
‟始まりがあれば何もかも終わる日が来る”なんて、切ないこの歌詞を、
なんと爽やかに前向きな色で聴かせてくれる曲なんだろう、
と、いつも思いながら聴きます、これ。
そして、一緒にいっぱい歌って叫んで気分最高でした。

【LOVE  ALIVE】
始める前に、小松さんが「やる？やっていいよね？」的なアイコンタクトで初めてた曲。
名古屋公演ではやらなかったそうなので、大阪でやってくれたの嬉しいです。
「小松誕生日おめでとーーー」って郷太君もいっぱい叫びながら歌ってたな。
恒例のメンバー紹介かねてのソロ回しでは、
シゲさんがベースから手を放して小松さんへのメッセージを語ってたのが印象的。
（…て言っても、小松さんが崎陽軒の弁当を食べて底が抜けた話が忘れられない・・て内容したが（笑））
そして、奥田さんもソロの時にマイクに向かうから、何を言うのかと思ったら
「（指から）血ぃ出た」という報告ｗ
（あとで、「よくあることだけどねーー」と自己フォローしてたり。ナニソレｗ）

【Do_It_Again】
本編ラストは、これ。
ストレートに前向きな、未来を見据えられる曲。
これを最後にもってくるのかーー、そうかーーー。
と、このチョイスにはぐっときたな。
そして、ここでのギターのエフェクトがこの日は特に好きでした。
ハードというより、ゴージャス感、そんな響きが素敵だったよ。

アンコールでは、改めて、小松さんへのバースデーソングを、
客席も一緒にみんなで歌いました。
「自分が祝われてるのに、曲が鳴ると反射的に（ドラム）叩き出してしまう」
という小松さんｗ　
そしてロウソクを立てたお好み焼きが用意さていました。

アンコールは2曲。
「もう少し小松さんの声が聴きたいから」と郷太君のチョイスで【AUGUST】。
夏が終わっても、ずっと聞きたい曲ですね。

そして、オーラスは【Glory Sunset】。
聴くといつでも、初披露された時のあの「さわごさ」（長野の野外フェス）の夕暮れ
を思い出すので、ある意味「小松シゲルツアー」に相応しい一曲だなと、ジンとした。

ああ、やっぱりノーナのワンマンは最高だった。
サポートメンバーも含め、大好きですありがとう。。

髪を短く切った冨田さん、キラキラの笑顔とキラキラの鍵盤を
いつもありがとう。

髪も髭も伸びで、なんだか渋さが増したシゲさん、
ノーナをぐっと支えてくれててありがとう。

歌も笑顔も、その存在が、まさに女神な真城さん、
いつも客席の一人一人を見てくれてるの、ありがとう。
美空ひばりの顔真似、最高でした。

「今年は、夏の六甲山フェスも（豪雨災害で）中止になって関西には
なかなか来られてなかったのがずっと気になってたから、
今日大坂に来られて良かった！」
と、ほんとに嬉しいこことを言ってくれた郷太君、ありがとう。
郷太君の歌はモチロン、長いMCも全部大好きだ。

無口ながらも、要所要所でポソっとツボる言葉を発する奥田さん、
珍しく、途中で早々とジャケットを脱いで、熱が伝わってきたよ。
最高なギタープレイを、ありがとう。
どんな曲でも、奥田さんのギターで、みるみるノーナ色になってしまうのを
今日ほど実感した日はないよ。

「今日は俺が主役ってことでいいの？」と言って喝采を浴びつつも、
やっぱり一番忙しそうな活躍（歌にドラムにコーラスに）を余儀なくされ
てた小松さん、とにかく、生まれてきてくれてありがとう！
大好きだ。

ああ、ノーナさいこう。

そして、改めまして、小松さんH・B・D!!!

（ところで、奥田さんのBDツアーは3年後、郷太君のは8年後にやる、
　とか、言うてたけどｗ　　すぐやればいいのに・・・・。）