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舞台:『エンジェル・アイズ』(劇団M.O.P.) [お芝居・舞台のこと]

去年の【ズビズビ】以来、一年ぶりの劇団M.O.P.♪観に行ってきました。

【エンジェル・アイズ】
   07.9.17(月)14:00~@大阪IMPホール

■作・演出:マキノノゾミ 
■出演:キムラ緑子/三上市朗/林英世/酒井高陽/木下政治/奥田達士/勝平ともこ/
白木三保/岡村宏懇/友久航/塩湯真弓/永滝元太郎/竹山あけ美/塩釜明子/
神農直隆/岡森諦(扉座)/浅野雅博(文学座)/平良政幸/田尻茂一(アクションクラブ)/
片岡正二郎/海部剛史/大原やまと/斎藤栄作/藤元英樹/本郷小次郎


『いくつになっても、ウエスタン。』・・・
このキャッチコピーがなかなかジンと胸に残る、
だけど、とっても楽しい西部劇。 
大人になっても、遊び心やロマンを忘れてたくない、と思わせてくれるそんな舞台。

(私は女だけど)「男の子DNA」ってのがあるとしたら、
それを存分にうずうずさせてくれるような芝居なんですよね、ストーリーも演出も♪
ワイアット・アープ、ビリー・ザ・キッド、トゥーム・ストーン・・・etc.
女の私でも、映画や何かで聞いたことのあるような、人名・地名、
西部劇のキーワードがたくさん出てきます♪

かつては無法者と名保安官との対決で名を馳せた西部の町、
廃れてしまったその町をもう一度活気付かせようとする
新聞記者エリオットと彼を訪ねてきた作家マーク・トゥエイン。
雇ったギャング一味vs.町を守るHEROの対決を仕立てあげ、
町の名を全米に響かせようとする・・・・
なんて、もう、ガンマンやカウボーイに憧れる男の子心いっぱいの話じゃんね。

正義vs.悪の殺し合いにロマンを感じる ってところに
大きく賛同はできないものの、
それを「カッコいい」と思って盛り上がる男の子DNAのロマンってのは
なんとなく分かる気もする。
あくまで「対決のフリ」で賑わう町の面々が、
大人なんだけど皆、少年みたいなところがキラキラしてるんですよね。

詳しい台詞は覚えていませんが、
「国(アメリカ)はもう、大人になっているんだ。 
いつまでも子どもっぽいロマンを持ってるのはこの町だけだ・・・」
みたいな事を言われるシーンがありましたが、
ここで、この舞台のキャッチコピーが
「いくつになっても、ウエスタン。」だったことを、改めて思い出しました。
「いくつになっても、少年の心を忘れない」って意味なんだね。。。。


それにしても、劇中の役者さんたちの楽しそうなことってば半端じゃなかったです。
そこは、M.O.P.だから、
全体的には大人で渋い舞台なんです。
でもね、今回の舞台は今まで観た中でも、皆楽しんでやってるなぁってのが
一番伝わってきた気がします。
「ローハイド」のテーマ曲(←♪ローリン ローリン ローリン♪ってやつ)を
全員でギター弾き語るオープニングから入って、
ダンスにガンアクション、乗馬での戦闘シーン・・・etc.
そりゃ、楽しいわな。

そして、私はどうしても、三上さんに目が行っちゃうんですが、
あの真っ白なウエスタン衣装はなんなんだ!?
目立つことこの上ないです!!(バリバリの主人公ってわけじゃないのに一番目立ってたさ。)
ただでさえ、あの渋い声に惹きつけられるのに、
途中の「お誕生日ネタ」のシーンの面白さに爆笑し、
ギャング団のキメポーズに爆笑し魅了されままくりでした。

他、ドリさんのアメイジング・グレイスやダンスもステキだったし、
客演の浅野さん(文学座)のダメダメ“ワイアット・アープ”も楽しかったです♪




で、去年公演でもお馴染みのラストのビッグバンド、
今回もありました♪
「本編とは全く関係ございません」という三上艦長の一言から始まる
オールキャストによる生バンド演奏。
これがめちゃめちゃカッコいいです☆そして、めちゃめちゃ楽しいんです!!
三上艦長は今回もサックスでした、かっこいー。
ドリさんはギターだったかな(^^)
楽日ということで、特別に(?)演出のマキノノゾミさんもギターで参加していました。
「2曲しか出来ませんが、これで全国まわりたいなと思っています」なんて、
言ってた三上さん。ホントにやってほしいくらいですわ。


さて、今日で終わりということもあり(?)、
劇中で皆が乗っていたあの馬(←顔が妙にリアルで、胴体は棒、そして尻尾が付いています。)が、
「持って帰れるという方に3頭だけお譲りします」だって!!!???
終演後、ホントに持って帰ってらっしゃる方いました。確かに貴重だもんね。
残りの馬たちは、明日以降にネットオークションに出してみる予定だそうです(笑)

そういえば、M.O.P.のパンフを今回初めて買いました。
500円・・・って安っ!!
そのうえ、今回舞台に出ていない小市慢太朗さんが売り子さんでした♪
TVなどで見る小市さんって、めっちゃ渋くて怖い印象があったけど、
握手してくれた時の笑顔が絶品で、凄いステキだったです☆(はい、ミーハーです。)
しかし、「小市さんのすごいファンなんです!」って言って私の前に握手してもらってたのが、
小学生くらいの男の子。。。。←キミ、渋すぎるぜ。


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花れんげ

男の子DNA、ナイスなネーミング!その通りですね。
思い出しても、ワクワクしてきちゃう。
まったく素晴らしい人たちですよ、M.O.P.は。

三上さんの出で立ち、私もツボでした(笑)。
どこかの(時代遅れの)ロック・ミュージシャンみたいな…そして「お誕生日」。もう勘弁してくれってところですね(爆)。
by 花れんげ (2007-09-19 08:43) 

nanayo

>花れんげさん
わくわくし通しの舞台でしたね♪
三上さん、やっぱ目立ちますよねありゃ。
アノ衣装、単独で観たらカウボーイに見えるのかどうか謎な程の派手さ(笑)
でも、ステキなんですよね。
ああ、楽しかった。
by nanayo (2007-09-19 20:26) 

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