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今日の本:『困中記』(菅野良一) [本のこと]

菅野良一さんという役者さんがいる。
演劇集団キャラメルボックスという劇団に所属している役者さんの一人。
菅野さんは、いつも、年に1公演しか
出演しない。(本公演は4公演もあるのに。)
なぜなら、年1公演以外は北海道で大学院生をしているから・・・。
虫の研究をしているから通称「ムシ君」、
そんな菅野さんが出したエッセイ本【困中記】、読んでみました。

困中記ー日本のファーブルを夢みる男に訪れるトホホな現実の記録

困中記ー日本のファーブルを夢みる男に訪れるトホホな現実の記録

  • 作者: 菅野 良一
  • 出版社/メーカー: (株)ロゼッタストーン
  • 発売日: 2007/11/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


てっきり、役者の顔以外の昆虫の研究生活とかの色々が綴ってあるのかしら?
と思っていたら、
役者生活、研究生活、昆虫について・・・ではなくて、
菅野さんの普段の生活での失敗談とか困惑談とか、
そんな日々記。
とってもほのぼのしてて、「ああ、菅野さんって普段はこんな風なんだ」って、
ちょっとクスッっと笑いながら、楽しく読める本です。

舞台での菅野さんといえば、
【風を継ぐ者】での沖田総司(これはカッコよかった!)
【クローズユアアイズ】でプロキオン(天使役、かわいかった!)、
【クロノス】で主人公の吹原和彦(そのひたむきさに泣いた!)、etc...
数々の印象的で観る人の気持ちにグッと残る素敵な役者さん
という印象なのに、
エッセイで書かれる普段の生活には、
運の無さ、不器用さ・・・など「残念エピソード」が盛りだくさんで、
それが、すごくおかしくて微笑ましいのね。
普通なら、深く考えずに終わってしまうような些細なことも、
ふかーくふかーく考えてしまう菅野さんにかかれば、
凄くスペクタクルな出来事になっちゃうんですよ。
その一生懸命さというか、心配性さというか、
そこにめちゃめちゃ親しみを感じちゃいました。

なんか、ますます応援したくなりました。頑張れ、菅野さん!
  
劇場で本を買ったのでサイン入り☆
それも毎公演10冊限定の“鳥さんの絵付きサイン”なのだ♪


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コメント 2

ゆみっち

いいなぁー鳥さんの絵つき。

菅野さんの本、ほのぼので残念エピが笑えるよねー
by ゆみっち (2007-12-14 21:42) 

nanayo

>ゆみっち
そうなのー、エピソードがほんとほのぼのだよねー。
買うまでサイン入りだって知らなかったんですが、
鳥さん付きだってのもe話BBS読んで知りましたー。無欲で買ったのが良かったのかも♪
by nanayo (2007-12-15 16:55) 

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