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今日の本:『自棄っぱちオプティミスト』(キリンジ) [本のこと]

最近、ちびちびと読んでいたのがこの本です。

自棄っぱちオプティミスト

自棄っぱちオプティミスト

  • 作者: キリンジ
  • 出版社/メーカー: パルコ
  • 発売日: 2010/10/12
  • メディア: 単行本
ミュージシャン キリンジの単行本。
・本の雑誌『ダ・ヴィンチ』での連載エッセイ
・長嶋有との鼎談
・ミズモトアキラ氏によるデビューから最新作までを網羅したロングインタビュー、
・森山未來それぞれとの鼎談、
・キリンジ大百科「奇林辞」
という、豪華な内容。

キリンジを良く知っている人にも面白いし、
あんまり知らない人にも興味深いことが ぎっしりな本です。

キリンジの曲が好き、詞が好き、
堀込高樹、堀込泰行のキャラが好き、
まったりしているのに油断ならない2人の世界が好き、
そんな人にお勧め。



兄 高樹と弟 泰行の交互に載ってる30本(各
15本)のエッセイは、
前に読んだ【あの世で罰を受けるほど】と同様に、
ゆるさ満載で最高でした。
一見 人の目を気にしなさそうなのに、「自分が不審者に見えてたらどうしよう」と
いうことをとにかく気にするヤス、とか、
(そういえば、以前、ライブのMCでも、「地方の漫喫で、都内の会員証を出したら、
逃亡者と思われるかもしれない」と思ったと語っていたしたのを思い出した。笑)
落ちていた靴を車で拾う競技を脳内開発する兄、とか、
日常的なことのなかに見え隠れする、ヘンな妄想(想像)が読んでて楽しいです。


特に、この本の中でよかったのは、
ミズモトアキラ氏による2人へのロングインタビュー。
キリンジと仕事でも私事でも関わりの深いミズモトさんだからこその
めちゃめちゃ詳しい説明や考察をまじえての話。
とっても興味深くて面白い♪
これを読んだら、私みたいな最近キリンジを聴くようになったばかりの
初心者でも、一通りのキリンジ通になったような気になれます。
音楽的なことや業界的なことについては、コアでわからないないなりにも、
けっこう知ったかぶりできるくらいの情報は仕入れられますよ、これ。(笑)

森山未來くんとの鼎談も良かった♪(短いけど。)
以前から「キリンジ好き」と公言している未來くん。
最近放送終了したドラマ「モテキ」で、キリンジの楽曲が使われていたのが、
未來くんの提案だったとはね!しかも、「悪い習慣」を選ぶところがさすが。

そして、巻末についているキリンジ大百科「奇林辞」(←ナイスネーミング!)も、
面白いよ。
曲名や人名、その他の用語がでてくるのは良しとして・・・、

すっぱからい【酢っぱ辛い】(泰):好きな味。

って、なんやねん!(笑)


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