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Live:『ノーナとHiPPY CHRiSTMAS 2019 大阪』(NONA REEVES) [NONA REEVESのこと]

2019年のノーナには沢山楽しませてもらいました。
新譜「未来」のリリースとそのツアーがあり、
飯山でのノーナフェスがあり、
令和の幕開けに相応しい華々しい年だったと思う。
常に進化しつつ新しい面を沢山見せてくれてるバンドだよね。
それでいて、毎年変わらないでずっと続けてくれている事もありまして、
そう、恒例のあれ、
12月のあのライブに行ってきました。

NONA REEVES
『ノーナとHiPPY CHRiSTMAS 2019』

2019.jpg

2018.12.14(土)17:00~@心斎橋Music Club JANUS

 NONA REEVES(西寺郷太・小松シゲル・奥田 健介)
   + 冨田謙[Key] 、真城めぐみ[Cho]、 村田シゲ[B]、 松井泉[Pa]


東京での開始以来(大阪は数回少ないみたいだけど)、
今年で21年目のノーナのクリスマスライブ=ヒッピークリスマス。
私は通い続けて12年目です。
しかし、『恒例』でありつつも、
ほんとに毎回爆発的に楽しいんですよヒッピーは!
飽くことがない!なんなんでしょうね、この凄さ。
21年選手しにてこの新鮮ともいえる躍動を、
今年も間近で見られて幸せです。


まずは、大阪公演が先にあったので、ひとまずその感想を♪
(東京公演はまた後で付け足すことにします。)
そうそう、大阪も今年はついにSOLD OUTだったんですよ。
おめでとうおめでとう!
郷太君もMCで「ラブトゥギャザーブーム以来の動員数。
来れた皆はラッキーボーイラッキーガールです!」と言ってたけど、
ほんと、ここに自分が居られたことは幸運だと思う。


以下、セトリとちょこっとメモです。

セットリストは、こんな感じ。
<Set List> ※追記※大阪と、東京、同じセトリでした
01. Hippy Christmas
02.愛があった夕べ
03.ガリレオガール
04.NNRブレイクダウン 〜サニーに捧ぐ〜
05.You are the ”NO.NINE” of My Life
06.Mr. Melody Maker
07.Always On Your Side
08.Survive Your Life
09.Still
10.GOLDEN CITY
11.As(Stevie Wonder)
12.Yeah
13.Club Tropicana (Wham!)
14.DAYDREAM PARK
15.LOVE ALIVE
16.l LOVE YOUR SOUL
17.MAGICAL

アンコール

EC1.Last Christmas (Wham!)
EC2.CHRISTMAS TIME

Wアンコール
E3.未来


今年のアルバムツアーでは新譜『未来』中心だったけど、
ヒッピークリスマスでは、新旧色んな時代の曲を織り交ぜたセトリを
組んでくれるので、そこも楽しみの一つ。
ひっさびさに聴く曲もあったし、いいランナップでした♪



メンバー登場はいつも通り【Christmas Time】のBGM。
ドラムカウントから始まる1曲目はもちろん【Hippy Christmas】
奥田ギターのイントロフレーズと郷太君の「よーこそー」の第一声を聴くと
毎回「待ってましたーーーーーーー!!!」と心で叫びまくります。
一気にクリスマスの空気になれる。
もう一曲目から感無量になってしまう瞬間。

【愛があった夕べ】
2曲目にどの曲がくるのか、いつもワクワクしてるのだけど、
今年はこの曲だったか!
いーちゃんのコンガとキュワキュワするギターのOP。
明るくPOPなテイストがとにかくハッピーになれるし、いっぱい踊れるし、
郷太君が途中で叫ぶ「シャモーン」がとても気持ちいい。
後半の楽器班のインスト部分も大好物だし、
ギターが歌詞メロを再現するとことかも最高にかっこいいのです。
この曲終わりで、早くも郷太君の「ノーナ最高!」コールが出てました♪

【ガリレオガール】
今年の新譜からの1曲。
この曲はツアー中も人気高かったよねぇ。
しかし、この日は、ツアーの時よりもなんだかコミカライズされてた気がする。
バーベキューの歌詞では真城さんが肉焼く手つきしてたり、
ビヤガーデンの歌詞の後の郷太君の「ぶぁっ!」って時のアクション大っき!w(吐きすぎやw)
後半のギターソロの奥田さんは、真顔立ちで目で煽るスタイルだったし、
ツアーを経て、めちゃめちゃこなれまくったガリレオガールになっていました。
この曲、きっと今後もまだまだ育つぞ。

【NNRブレイクダウン 〜サニーに捧ぐ〜】
え?!こんな前半にこれを演るんだ!?と、驚いた曲。
今まで、割とライブの後半にやってた曲だもの。
4曲目にして、今日は面白いセトリだなぁ、と嬉しくなりました。
「歌える人一緒に唄って!」という郷太君のコールで、
会場みんなでいっぱい歌ってたよね。
間奏の冨田さん鍵盤のオシャレすぎるフレーズも、
後半のBye Bye~♪の歌詞に乗っかるうねるようなギターのハイテンションな
サウンドも、めちゃめちゃ気持ちよかったなぁ。

【You are the ”NO.NINE” of My Life】
このイントロは、とにかくドラムの楽しさと、
ギターのキュワキュワな可愛さが最高です。
中盤の冨田さんの鍵盤ソロのオルガン音もめちゃめちゃPOPだし、
フィニッシュで「うーーーー、や!」って終わるのも可愛すぎる。
初期のノーナの良さが詰まりまくっている曲なのに、
それから20年以上経った今聴いてもぜんぜん色褪せないのがすごいです。
1995年に作った曲で、最初は♪my baby 95~♪って歌詞だったのを、
CD出すときには♪my1999~♪に変えて出したんだって、MCで郷太君が
説明してくれていました。

【Mr. Melody Maker】
「ノーナの中期代表曲。」と郷太君が紹介していました。
(因みに中期ってどんなスパンで言ってのことだろう?)
会場のクラップハンドも完璧だし、
間奏で転調する前のFuーーーー!ってカウンターコールが、めちゃめちゃ好き。
そして、この日の後半のギターの裏メロはトレモロ多めでオシャレだったなぁ。

【Always On Your Side】
この曲では、郷太君が珍しくエレキギター弾きながらのボーカルでした。
広がってく感じのピアノイントロが素敵でね、
曲も歌詞も着実なテンポも、全部がとてもストレートな曲。
ラストの潔い響きで着地するところもいいよね。

【Survive Your Life】
郷太君は引き続きエレキ弾きつつ。
これもビルボード期のノーナ曲だ。
そこまでアップテンポじゃないのに、攻撃力あるサウンドが痺れました。

【Still】
なぜか、曲前に郷太君が謎の小芝居をしていましたw
「ノーナは元気じゃ曲だけじゃないよね。」
「そうなのよね、バラードもいいのよね。」と、
1人芝居しつつ始めようとするので、
奥田さんに「バラード歌う雰囲気じゃなくなってるよ。俺はいいけど。」
と冷たく言い放たれていたけど、
歌い始めると、ほんとにノーナはバラードもいいなぁ・・・としみじみ実感。
松尾潔さん作詞で、深沼さんと郷太君の共同作曲の曲。
素敵すぎて沁みました。
郷太君と真城さんのハモリもめちゃめちゃ素敵で、
あと、後奏のギターが泣いている(ここでは‟鳴く”じゃなくて‟涙を流す”意味の泣く。)
みたいなメロディを聴くと本気でウルウルしていましましたわ。

【GOLDEN CITY】
郷太君と真城さんのガチのデュエット。
歌う前の紹介では、おどけたボーズしてた真城さんだけど、
ひとたび歌うと一気にとマンチック世界に引き込む凄さ。
たっぷりとしたテンポのいーちゃんのシンセパットミックスと、
小松さんドラムのイントロがめちゃめちゃドラマチックに始まって、
今まで聴いたGOLDEN CITYの中で、歌も演奏も全てにおいて一番ゴージャスだった。
真城さんの高音の♪Yeah♪ と郷太君の低音の♪Yeah♪の掛け合い部分なんて、
ほんと最高に感動しました。

【As】
得意のスティービーワンダーのカバー。
これも郷太くん&真城さんのダブルボーカルの見せ場(聞かせ場)がすごい。
流れるようなロマンチックメロディと、パワフルな歌声を、
交互に聴かせるかっこよさ。
冨田さんの鍵盤ソロは軽快だし、シゲさんのベースソロも痺れるし
LaLaLaLaのとこの奥田ギターは一変して狂気感あるし、
ドラムが牽引するリズム隊の迫力もすごいし、
こんな色んな場面を体感できる曲を、さらりとカバーしちゃってる
ノーナの実力、見せつけまくりでしたよ。

【Yeah】
この曲やってくれるは久々だ。
郷太君は「初めて演ったくらいの曲かも」と言ってたけど、
2009年のGOツアーではもちろん何度も演ってました。
けど、そのあとは、2009年の下北沢CLUB QUEでの「MAD NONA」で聴いて
以来かもしれない。
しかし、いい意味で変な曲。
どんだけカラーを詰め込んでんだ?!てくらい混ぜこぜのリズムとテイスト。
メジャーとマイナーを行ったり来たり、
ステージ照明も赤を基調にいろんな色が混ぜまぜになった演出で、
まるで異空間みたいだった。
いーちゃんのソロのコンガタイムもあり
リズム隊の派手さも楽しすぎました。
奥田さんがちょっとかわいくジャンプしてたのは確かこの曲だったかな。

【Club Tropicana】
折角いーちゃんがいるんで、と、パーカッションが印象的な、
ワムの夏曲をカバー。
「『外は寒いけど中は熱いで!』で有名なこの曲」ていう郷太君の曲紹介で、
いつぞやにオッケンが北海道で言ったMC思い出したのは、私だけかしらw
しかし、クリスマスライブだけど、こんな夏曲、
キラキラに楽しいに決まってる。
最後の ♪coooo--- I のロングトーンコーラスで終わるのもめちゃめちゃ素敵でした。
郷太君の「アンドリューとコンタクト取ってるのでいつか来てくれるかも。」
って言葉にちょっと期待(いつかホントに叶えばいいなぁ。)しつつ、
「今のとこと可能性2%くらいやけど」って言ってて、
「2%じゃ無理じゃん」って小松さんが冷静に突っ込んでたのが面白かったです。

【DAYDREAM PARK】
後半の盛り上がりに欠かせない曲キタ!
ミドルテンポなのにめちゃめちゃ踊れて大好きです。
そして、この曲の後半の小松さんのドラムソロがド派手でカッコいいんだ。
全小松ファンが殺られるやるです。(…思いしただけで死ぬ。。。。)

【LOVE ALIVE】
郷太君が「今年楽しかった人!」
「後ろの方も見えてるぞ!」としっかりアジテート、
そして「コール&レスポンスです」と丁寧に説明。
まぁ盛り上がるのは必至です。
全員の各ソロコーナーも、この日は各々がっつりアピールして魅せてくれてた。
シゲさんソロがいつも以上にオシャレフレーズだったり、
真城さんはファンクシャウトの他にも「ありがとーー!」って叫んでたり、
冨田さんは珍しく立ち上がって、しかもガッツポーズでアピール。
いーちゃんと小松さんのバトルも盛り上がったし、
奥田さんのギターの哭きの音の広がり方ったら物凄かったよ。

【l LOVE YOUR SOUL】
最初のね、郷太君「アイ」「ラブ」「ユア」のコールに応えて
フロア皆で叫ぶ「ソール!!!」コール。
この時の(自分も含めて)フロアの皆がめちゃめちゃ楽しそうに叫んでて、
楽しくて感動してしまうほどだったよ。
♪僕も泣くぜ~♪の歌詞の時に、スパッと眼鏡を片手ではずす郷太が
印象的だったわ。

【MAGICAL】
本編ラストにめっちゃ素敵なチョイス。
ものっっっすごい華やかで爆音のシンバルでスタートしてたよね。
ファンファーレでも鳴らすのかと思うくらい派手なシンバルカウント。
郷太君が二番の歌詞をとばしちゃって(割と冷静な顔してたけど、あれわざと?)
小松さんがコーラス部歌おうか歌わまいか躊躇してたりもしたけど、
なんだかその間すらグッと来てしまう力がある曲。
間奏の切なさと迫力が同居してるみたいなギターの旋律も、
何もかもが貴重でした。


アンコールは、3人が赤白ボーダーのセーターを着るのが
もうすっかり定番になってしまって、特段にそれに触れることもなく、
去年まではイヤイヤ着てますって顔してた小松さんも
今年はニッコニコで登場してたのが、時の流れを感じます。
(※当初は郷太君だけが着てたセーターですが、某出来事をきっかけに
3人ともが着るようになった流れの詳細は※脚注(↓)をご参照ください。)


【Last Christmas】
アンコールの1曲目は、もちろんワムこの曲。
「ネタバレ厳禁、ノーツイートで!」と言いつつ、自分で
今日のTwitterで「この曲歌います」ってバラしてた郷太君。
「(この曲歌うのは)儀式なんで、もし聴くの嫌な人は耳塞いでてね。」
と言うと、ドラムセットに座ったまま小松さんが耳塞いでたよw
曲中では、「ハッピーパウダー」(いつ命名されたんだ?)を撒く仕草を
する郷太君と、それを浴びる仕草をするオーディエンス。
後半では、ステージ上のメンバーにも撒いてたけど、
軽く拒否られていました。w

【CHRISTMAS TIME】
いつも初めのメンバー登場曲のSEで使っている曲。
しっかりと演奏するのは今まで意外となかったやつ。
(カフェライブ以外ではほぼほぼ初めてだったんじゃない?)
La‐LaLa‐La La-LaLa‐‐♪って、皆で合唱するたびに、
幸せな気持ちが溢れまくりだったよ。


Wアンコールもやってくれました。
【未来】
「やっぱり今年出たアルバムからの一曲を。」って、
オーラスをこの曲で〆るのは素晴らしいチョイス!
イントロのシンバルの盛り上がりに合わせて
「おーーーーーー!」て叫びながら「来年もよろしく――――!」
って言ってた郷太君。

私たちの方こそ、来年もよろしく――――って伝えたい。



心から熱くなる、いいライブでした。



どのタイミングのMCだったか忘れちゃったけど、
「今年も、各メンバーがいろんな仕事をしてきたけど、
何よりノーナがあったから、それぞれ他の仕事もやってこれた。」
って郷太君が言ってた言葉に、グッときたんですよね。

「よっぽどのことがない限り、続けていきます」って
宣言してくれたことも嬉しい限り。
「ノーナはやめへんで!」って自分で叫んで、他の2人にも
君らも言うて!って強要する郷太君。
奥田さんはスルッと抵抗なく「ノーナはやめへんで!」て、
(今年一番大きい声ちゃうか?)叫び、
小松さんは、「(言うの)高いよー」とじらしつつも、
立ち上がって「ノーナはやめへんで!」って叫んでくれました。


「来年も色々プランがあります。」って言ってたので、
来年の活躍も期待しつつ、良い年越しができそうです。



ノーナ最高!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
因みに、今年の来場記念プレゼントはこのステッカー。
去年に引き続き映画パロディショットw
なぜ、いま、この、チョイス?

小松マクレガー.jpg  コマツ・マクレガー


※脚注※<ノナペディア>
セーターにまつわるエトセトラ…
いつもラストクリスマスを歌う時には、赤白セーターを郷太君が着てるのが
ライブ初回からの恒例になっていたが、
ある時、ヒッピー大阪ライブで郷太君が赤白ボーダーセーターを忘れるという事件発生。
ライブ前に心斎橋界隈を探し回り、似て非なる赤白ボーダーを見つけて買って
なんとか凌いだ・・・という2012年の冬。
その後のヒッピー東京ライブ以降、そのNewセーターは
奥田さんが着ることになり、そこからノーナ2がシマシマという体制になった。
その時も小松さんだけは「自分だけは絶対着ない。」とずっと拒んでいたが、
さらにその後、小松さん用のセーターも用意され、遂には
ノーナ3がシマシマという体制になって、現在に至る。。。
ちなみに、小松さんのセーターが一番上等(カシミヤ)である。

 

未来

未来

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2019/03/13
  • メディア: CD

"CHOICE III" BY NONA REEVES

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: BILLBOARD RECORDS / 株式会社阪神コンテンツリンク
  • 発売日: 2014/11/05
  • メディア: CD


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