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DVD:『エンマ enma』 [映画のこと]

TEAM-NACSの重ちゃんが出てる・・・という理由で観てみたこの映画。
当時、関西では公開がなかったので、
DVDが出るまで待っていました。
エンマ

エンマ

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2007/07/27
  • メディア: DVD


重ちゃんの役も良かったけど、
これは、話自体が素直に面白かった。
ミニシアター系らしさが感じられる地味目な映画だけど、
短いながらもよく出来ています!
こういうの好き。ちょっと“世にも奇妙な物語”風味のね。

塚本高史さん演じる主人公の遥冬。
渋谷で倒れ、気が付くいたときには見知らぬ部屋のベッドに横たわっていて、
周囲には見知らぬ5人の男女がいた。
・・・という設定。
登場人物5人だけで、密閉された空間で展開される
ワンシチュエーションスリラーで、
84分間(映画としてはちょっと短いけど)を、飽きさせません。

何が 真実で、何が 夢なのか?
何が 捏造された記憶で、 何が 本当の結末なのか?
ちょっと、ロマンティックな展開になると裏切られたり・・・
観ているうちに、そんな意識の交錯に まんまと翻弄されて
ラストがとっても知りたくなる。

閉鎖的な場所、なくした記憶、ウイルステロ、なんかの
わかりやすいスリラー要素も、“ちょうどいい”感じだし、
なにより、「enma遂行中」というタイトルを含む 謎のキーワードが
最後まで想像を膨らませてくれました。
病院の壁に貼られている文字とか、さりげなく意味ありげなものが画面の中に
入れてるのも上手。
結末もスパッとしてて良かったし。

おススメです。

だた、あの、床に落ちてた白衣の人たちの写真の意味はなんだったんだろう?
くそう、わからない・・・。


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