SSブログ

舞台:『すべての風景の中にあなたがいます』(演劇集団キャラメルボックス) [キャラメルボックスのこと]

一つ前の日記のつづきを・・・。

キャラメルボックスのハーフタイムシアター、
【光の帝国】の次に続けてみたのは・・・

梶尾真治さんの小説『未来(あした)のおもいで』を原作とした作品。
【すべての風景の中にあなたがいます】


 09.2.22(日)15:00~ @サンケイホールブリーゼ

 原作:    梶尾真治
 脚本・演出: 成井豊+真柴あずき
 出演:    岡田達也 温井摩耶 細見大輔 左東広之
         岡田さつき 久保田晶子 多田直人 稲野杏那


 梶尾さん得意のタイムトラベルロマンス、大好きなんです。
 以前、前作を読んだときにもすごく暖かい気持ちになれた。
 今回の舞台化も、もうもう、イメージ通りで大満足でした。

 私が観に行ったこの日は、原作者の梶尾さんも客席に観にいらしてたんだよ♪





こういう純な、どストレートなラブストーリーを岡田達也さん主役で
やってくれるのがなにより嬉しいです。
(岡田さん好きには、たまらない☆)
別々の時代を生きる男女が、偶然つながった2つの時間の狭間で出会って恋に落ちる・・。
梶尾さんのタイムものではめずらしく、タイムマシン的なガジェットが
何も出てこないところもまた面白いです。
「ある条件化のある場所」と、そして、「人の思いの強さ」が2つの時間を結びつけるんだけど、
その場所ってのが、
実際に熊本にある白鳥山の原生林・・・っていうのが、
なんだかとっても素敵だなぁと思うの。
タイムトラベルなんて、実際にはない・・と思っていても、
舞台が実在の場所っていうのが、ホントにあるかも感を連れてきてくれる
気がします。

実際、舞台上でもそんなに大掛かりな装置やセットを使ってないのに、
その特別な空間が再現してあって、
ほんと神秘的でした。

過去は変えられない・・・でも、自分の運命は自分で変えたい。
そんな気持ちを伝えてくれる舞台でした。


キャスティングも○♪

主人公の滝水役に岡田達也さん。
 文句なしです。不器用ながらも純粋にまっすぐ一人の人を想う・・・
 そんな主人公がカッコいい。40代に突入しても全然変わらず、
 さわやか好青年をずっと演じて言って欲しいです。

ヒロインの沙穂流に温井摩耶さん。
 原作どおりのオレンジ色の服の沙穂流がそこにいました。
 キリっとした悪女も、こういうかわいいヒロインと、両極の演技ができるのが
 すごい。今回は、とことん可愛かったです。

滝水の友人の小説家に細見大輔さん。
 細見さんと岡田さんの二人の絡みが大好きだわー。
 細見さんって、キャラメルで一番自由演技が様になる人だと思うの。
 真面目なストーリーを、テンポ良い笑いで遊んでくれてました。

沙穂流の父親役に、左東広之さん。
 なんだか今までのイメージより髪が長いか、大人に見えたなぁ。

沙穂流の母親役に、岡田さつきさん。
 かわいいマタニティママでした。人のよさが前面にでてて、全部が優しい雰囲気。

沙穂流の友達役に、久保田晶子さん。
 若手なのに、貫禄あるなぁって思う。ヒロイン支える強さがぴったしでした。

滝水の仕事相手に、多田直人さん。
 若いときと年取ったときと、2パターンを演じてましたが、
 やっぱりちょっと、白髪でも若さがにじんでしまっている・・・。
 でも、多田くんの主役がいつかみたいなぁ。とも思うよ。

多田さんの役の奥さん役に、稲野杏那さん。
 初舞台の彼女。かわいいなーー。しかも、新人新人してない♪
 今後に大きな期待が持てる女優さんな気がします。
 絶対かわいいヒロインやってくれるよ、いつか☆

この日は、大阪千秋楽につき、役者一人ひとりの一言挨拶もあり、
とっても盛り上がったカーテンコールでした。
最後には、【光の帝国】チームの役者さんも全員登場して、
阿部丈二さんの仕切りによる三本締めで、おしまい となりました。
そのときやってた、阿部さんと大内さんの髭男爵のマネが楽しかった♪
だって、大内さんが真似するヒグチくんの笑い方が超似てたんだもん。

さ、キャラメルボックス・・・次回公演は、ついにあれですよ、
【容疑者Xの献身】、さてどんなふうになるんでしょ。




nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

nice! 0

コメント 2

phin

うわ~、羨ましいな~
カジシンに会えたんですか?それはそれは、羨ましい。

部隊も素晴らしかったようで、力の入ったレビュー、楽しませてもらいました。
by phin (2009-02-24 23:20) 

nanayo

>phinさん
その日の朝に、梶尾さんがくるかも情報を知り、
ドキドキしつつ劇場に行ったの。(^^)
同じ回の舞台を観られたのが、それだけで嬉しかったなぁ♪

梶尾さん原作と、キャラメルボックスの舞台との相性は抜群だと思います☆

by nanayo (2009-02-26 22:39) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0