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Live:『馬の骨TOUR 2009』(馬の骨) [NONA REEVESのこと]

キリンジの弟の方=堀込泰行のソロユニット【馬の骨】。
そのライブが京都と大阪でもあったので、行ってきました♪
ノーナの小松さんがドラムだ というのが聴き始めたきっかけですが、
(※なのでカテゴリーをNONAにしてます)
一度ライブにも行ってみたかったの☆

【馬の骨TOUR2009】
uma.jpg

2009.11.16(月)18:30~@京都磔磔
2009.11.21(土)18:00~@心斎橋Big Cat

 Vo&Gt :堀込泰行.  Guitar:松江潤.   Bass : 沖山優司.
 Keyboards:渡辺シュンスケ. 
Drums :小松シゲル

キリンジのライブにも行ったことがないので、
初・生・堀込泰行です。

基本、本家と同じくヤスが歌うわけだし、
キリンジと馬の骨は違うのかもしれないけど、
それを生で聴けたこと自体に感激した。

とにかく、印象的だったのは、
生で聴く馬の骨のサウンドのゴージャスなことゴージャスなこと。

バンドの構成も、パフォーマンスも、ビジュアルも、とてもシンプルなのに、
その音(歌声含め)がめちゃめちゃ濃くてゴージャス。
newアルバム「river」のリード曲でもある「クモと蝶」なんて、特にそうで、
CDで聴いてたときは、なんちゅー暗い曲だ・・と思ってたのに、
生のサウンドで聴くと、すごく音が分厚くて豪華で贅沢で、くらくらきたよ。
「やっぱり生はいいなーー」って、あれ聴いて心から思いました。

CDで聴くと暗い曲ほど、ライブで聴くと化けるのね!!





■まずは16日@京都磔磔(たくたく)。

小さい蔵みたいなハコなので、
客席とステージとの親密感や一体感はあるけれど、
ステージが低いので、ヤス以外のメンバーはあんまり姿が見えず。。。
純粋に生音だけを楽しむ形になりました。

一番好きな(見たかった)ドラムの小松さんにいたっては、
ステージ奥のドラムセットに座っちゃうわけだから、全く見えず!!
ヤスにかぶってるというのもあるけど、
ステージが低いから、ドラムセットを一段高く組むべきだろう!
と、切に思ったね。
キーボードのシュンちゃんでさえ、見えにくかったもの。
途中から、壁にかかってる鏡に丁度ドラムの手元かが写っているのに気づき、
そこに見入っていましたが、
めちゃめちゃかっこいいドラムさばきだった。
あれが直に観られなかったのが悔しかったよ。

でも、視覚に頼らない分、音はしっかり体感できました。
ドラムもそうだし、シュンちゃんのキーボードもすごかったし、
バックの皆さん、一見地味だけどめっちゃ難しいことやってんなーと、
聞き惚れました。



ヤスのMCの素朴さも、イメージどおり。
今回のアルバム製作では、
スタジオに入る前に、ファミレスとかに入り浸って作詞したとか。
ドリンクバーでは、“日本で一番炭酸の強いコーラ”を自作して飲んでいたそうな。(笑)
「そんな、スカッとした気分で作った詩」とか言ってたけど、
一体どれのことだろ?
ま、トークは拙いながらも、らしさが出てた。

しかも、まさかのボーカルが途中でシャツを一枚プットオンですよ。
普通、ボーカルって暑くなって途中で一枚脱ぐってパターンでしょ?
なんで寒くなって更に一枚着ちゃうんだ?(笑)面白すぎるよ、ヤス。
「そのうちダウンジャケットで歌おうかな」・・なんて言ってたし。


この日、フロア後ろには、ノーナの郷太クンが見に来ていました。
スタッフパス首から提げて、一般客が行けない位置で観てたのが
超うらやましかったです。
そして、何度もお酒取りに行って、酔ってたのか、
アンコール時の拍手の中、一人で「馬の骨!」コールしてたり、
メンバーがフロア端の通路を通って後ろの楽屋に行くときには、
抱きついて迎えてたり、終始ケラケラ笑ってて、
ご機嫌でした。(笑)
 


■そして21日@心斎橋BIGCAT


この日は、シモテの前から3列目あたりで、
ドラムの位置が見えるようにしっかり斜めのアングルをキープ出来ました。
だめだ。やっぱり、こんないい位置取れちゃうと、
こまっちゃんから視線をはずすなんて、私にはできません。
視線はドラムへ一直線で、
ボーカルのヤスを視界の右サイドに捕らえる感じ。
そして、たまーにカミテのシュンちゃん(key.)を見る。。。って、
終始そんな見方になってしまった。


BIGCATは、磔磔と違って照明に凝れるのか、
曲ごとのライティングが見事だったのが印象的。
特に、【PING & PONG】の時ね。
バックの幕の縦線にグリーンのライトが反映したりして、
めちゃめちゃカッコよかったです。



MCは、基本、ヤスしか喋らないのですね。
この日もメンバー紹介はあるけれど、メンバーに話し振ったり絡んだりはしてなかった。

大阪には去年もきたけど、BIGCATに来るのは久しぶりだったようで、
「何年ぶりだろう?」と自問する言葉に、「8年!」と客席からの声。
「8年かー、まだ若かった頃だなぁ」と、遠い目をしてたのには笑いました。

ファミレスで詩を書いた話に加えて、
初めて「漫画喫茶に行った」という話も。
以前 大阪に来たときの空き時間に漫喫(梅田のアプレシオ)
に行って
会員証を作ったそうで、
今回、詩書きで煮詰まったときにも東京で同じ系列の店に行って、
“大阪で会員証を作ったなんて、不審に思われないだろうか?”とドキドキしてたそうです。
「ほら、逃亡者・・とかだと思われたら・・・」って。(笑)
なんか、ちょっとずれてるヤスの思考は、ほんと面白い。
(しかし今時、「ネットカフェ」って言うぜ、ヤス。
間違ってはないけど、「漫画喫茶」ってあんまり言わないと思う・・・^^;)

グッズ紹介のときも、「景気回復に一石を投じたい人はぜひ。」と、
回りくどくアピールするところも控えめさがあふれていました。
でも、グッズのTシャツ、メンバーみんなが着ているのに、ヤスだけ着てなかった・・・。
ちなみに今日のヤスは、ローソン店員か!とツッコミたくなるような
青のストライプシャツに、ジーンズ、そして、オレンジのシューズでした。
「僕も、中に(Tシャツ)着てます。」と、一応言ってたけど。



そして、そんなMC中にも、
ドラムセットに座って、話をニコニコ聴いているこまっちゃんが
可愛くてしょうがなかったです。

水分補給のペットボトルが、今日もこまっちゃんだけ
他のメンバーよりデカいのも、
「馬の骨でもやっぱりそうなのかいっ!!」と、個人的にツボだった・・・。
(いつも水、大きいんですよ、小松さん。汗かきドラマー、健在。笑)

でも、【遠い季節】なんかの大人っぽい曲のときの
小松シゲルは超色っぽくて別人です。
ほぼ目閉じてるんじゃね?と思うくらい、
曲に同調するかのようなエロい・・もとい、雰囲気ある表情で叩いてるのを見ると、
くらくらする。
ステージのライティングが凝ってるせいもあって、
バンド全体としてもかなり大人っぽいステージで余計にそう見えました。

で、勿論、ドラムの叩きっぷりもかっこいいこと、この上ない。
今回特に見入ったのは、やっぱり【アルカディア】かなぁ。
最初にも書いたけど、
ライブで化ける曲!!って言うのはこのことだね。
原曲は結構暗い曲なのに、
ライブだと、バンドメンバー全員の勢いがヤスの歌を後押しして、
格段にゴージャスさが増します。
エンディングの松江くんがギターを引き倒してるとろなんて、
ものすごいことになっていました!!
そして、特にドラムの派手さが一番堪能できて、めちゃめちゃカッコ良かったのもこの曲。
今回のライブで聴いて、大好きになりました。
もちろん、【クモと蝶】も然り。
前回、目で見られなかった分を今回はしっかり見ながら聴けて、
ほんとにほんとに最高でした。

しかし、ノーナのときとは全く違った雰囲気なのに、
ヤスの後ろに こまっちゃんがいるっていうのも、すごく自然に感じます。
多分、キリンジ(映像だけだけど)でも見てるからなのだろうけど、
そこに違和感がないですね。
一番好きなのは勿論ノーナの時のファンクなドラムだけど、
堀込泰行のバックにいる小松シゲルも、
大人モードがアップして 好きです。

(ところで、ドラムセットは馬の骨のロゴがちゃんと入ってるんだと、この日、気づいた。

ノーナでもロゴ入りの小松ドラム作ればいいのになぁ・・・。)




ほぼ、こまっちゃんと、その前に居たヤスしか見ていなかったのですが、
シュンちゃんも、えらい楽しそうにやっていました。
シュンちゃんのキーボード始まりの曲がいくつかあって、
それにはほんとゾクゾクさせられました。
【クモと蝶】の鍵盤の音には特にうっとり。
余裕の鍵盤ニストって感じが美しかったです。

ギターの松江くんも、外見に反した骨太でパワフルな演奏で
攻める攻める!!
ベースの沖山さんは、決して前へ前へと主張しないけど、
その安定感が安心要素。

勿論、ヤスの歌声の吸引力のすごさあってこそのバンドなのは言うまでもないし。

派手じゃないのに、濃い。ってのが、
私の持った【馬の骨】の印象デシタ。

CD聴いてたときは、キャッチーな【Fine play】とかの明るい曲が好きだったのに、
ライブ後の今は【遠い季節】や【だれかの詩】がたまらなく好きになっていました。
【クモと蝶】なんて、それこそ別格です。
ライブの影響ってすごいね。




来月は、キリンジのライブがビルボードライブであるそうですが、
チケット1分で完売だったんだって。
大阪にも、ビルボードあるのに・・。やればいいのに・・・。
そのうち、本家キリンジにも行ってみたいです。 



セットリストは、京都大阪とも大体同じだったと思います。
京都のほうをあんまり覚えて無いので、
大阪で記憶した分のセットリストを・・・。
 

・To Be Continued (ショートバージョン)
・Fine play
・カメレオンガール
・枯れない泉

(MC1)
    
・遠い季節
・PING & PONG
・Red Light, Blue Light, Yellow Light

(MC2)

・Someday Somewhere Somebody
・Carol
・Chewing Gum On The Street
・季節の最後に
・燃え殻

(MC3)

・クモと蝶
・アルカディア
・ブルーバード
・YOU & ME

・River
・To Be Continued

〈アンコール〉
・少しでいいのさ
・Snow
・だれかの詩





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コメント 4

ぽぽぷりん

馬の骨ファイナル、明日AXなんだよねぇ・・・。
感想読んだら行きたくなったが・・・。
体調が・・・。
うおぉぉぉぉぉぉ!!
by ぽぽぷりん (2009-11-26 21:42) 

nanayo

>ぽぽぷりんさん
「アルカディア」がすごいことになっている!!と、巷では大騒ぎさ!!
・・・嘘、言い過ぎました。(一部では盛り上がっている。が正解。笑)
いやでも、キリンジの曲も結構やってくれて、それがことごとく
「ライブ化け」しているので、なかなか濃厚ですよ♪

AXではどうかわからないけど、基本、お客さんは皆あんまり踊らずに
静かに聴くモード(スタンディングなのに!!びっくりしたわ。)だったから、
暴れるライブにはならいとは思いますが。
でも、体調が良くないのに無理すると今後の予定(遠征とかさ)に支障が
でてくるので、無理せずにね。

by nanayo (2009-11-27 00:12) 

ぱすてるバッジ


東京公演いきました。
AXもすごい盛り上がりでしたよ。

diaryにセットリストと感想ちょこっと書きましたのでよろしければ。

大阪盛り上がったんですね、行きたかったなあ・・・
by ぱすてるバッジ (2009-12-05 12:45) 

nanayo

>ぱすてるバッジさん
コメントありがとうございます。
AXのファイナル、観に行きたかったなぁ。。。

京都も大阪もそれぞれのハコの空気感があって楽しかったです。

馬の骨、どうやら来年も活動があるような感じですね、
こっち(関西)でも見られる機会がありますように。

by nanayo (2009-12-05 22:52) 

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