舞台：【薔薇とサムライ～GoemonRockOverDrive】（劇団☆新感線）

演目とキャストが発表になった瞬間に
「うきゃーーーー。みーたーいーーーー！」と叫んだ舞台！！
新感線のバラサム！！観に行ってきました。

実は、今回日程的に大阪公演のどの日に行けるかわからなくて、
各先行抽選も、一般発売でも、まったくチケットをおさえていなかった
・・・という状態だったのですが、
４月に入ってから、どうにか日程も空き、行くことができました。
一時は諦めなきゃいけないかと思ってたので、行けて良かった。

2010年劇団☆新感線30周年興行【春】
【薔薇とサムライ～GoemonRock OverDrive】

　　　　　　　　2010.4.29（木）12：30～＠梅芸術劇場

作　　中島かずき
演出　いのうえひでのり
作詞　森雪之丞

出演　古田新太　天海祐希
　　　浦井健治　山本太郎　神田沙也加　森奈みはる
　　　橋本じゅん　高田聖子　粟根まこと
　　　藤木孝 　他。


一昨年の【五右衛門ロック】と、
主役（五右衛門）は一緒でも、前作の続編・・・てワケではなく、
ちょっとしたパラレルワールド的な世界。
メインゲストの天海祐希さん演じる女海賊アンヌと、
その用心棒の古田新太さん演じる石川五右衛門が活躍する、
中世のヨーロッパが舞台という設定のものでした。

いやぁ、天海さんの見事なヅカっぷりにあっぱれでした。
天海さんがメインのためか、
今回はいつにも増してミュージカル色が強い（強すぎるっ！）舞台でしたね。
若干、「ちょっと歌多すぎ！！」と思わずにはいられなかったくらいで・・・（＾＾；）
（ま、敢えてそうしてるのかもしれないけどさ。）
歌での台詞が多いと、その分進行はゆっくりになっちゃうので、
展開はあっさりめで、人間模様もそんなに複雑ではなかったから、
ストーリー重視というようりも、ミュージカル的パフォーマンスと
殺陣をがっつり楽しむ舞台。。。って印象が強かったです。

でも、もちろん新感線のど派手な演出と、生バンドでのロック演奏は迫力があったし、
古田さんの貫禄ある軸を中心に、新感線の役者さんがしっかり脇を固める中、
新感線初参加の山本太郎さん、神田沙也加さん、浦井健治さんがそれぞれの魅力を発揮し、
そして天海さんのカッコよさと美しさが炸裂する 舞台は、
しっかり楽しかったです。

・




とにかく、一番の印象は、何を置いても天海祐希さんのカッコよさ！！
スタイルのよさとその美しさはモチロン、
表情ひとつひとつがしっかりと存在感あるんですよねっ。
歌は上手いし、声の迫力もすごいし、
その上コメディエンヌとしての才能まであるんだから、
完璧すぎます。
そして、その衣装も見ごたえあり！
パイレーツスタイルから始まって、王女のドレス、
オスカル！！な軍服、ジャンヌ（ダルク）なショートヘア！
コスプレ祭りか！と言わんばかりの七変化は、
それだけでもう、見ててテンション上がる上がる。
そりゃ、人気あるわけだ。
もともと好感度あったけど、舞台を観ると更にそれが増しました。


古田新太さんの石川五右衛門は、主役でありつつも出ずっぱりというワケではなく、
おいしいキメどころを上手にさらっていく役回り。
歌のシーンも、渋い歌から ちゃらけた歌まで、器用に歌い分け、
キメるところはキメてくれるのも、流石の貫禄といったところなんだけど、
何よりも、
バレエのジュテで、くるくる回ったあとで壁にもたれてぜぇぜぇしてたり、
変態ルックに身を包んではっちゃけたりする、その ゆるさが大好きだよ。


浦井健治さんは王子キャラが光ってましたね。
初めて拝見しましたが、寒い台詞が似合う似合う。
天海さんとのハモりのシーンは良かったなぁ♪


はじめ誰だかわかなかったのが、山本太郎さん。
いや、いい意味でね！！
ウザいキャラ（マントはためかせ過ぎっ！）なのに、
歌は上手いし、可愛げはあるしで、
わーー、しっかり舞台の人じゃんっ！！って思った。


神田沙也加ちゃんは、とにかく可愛かった。
でも、ただ可愛いだけじゃない、舞台上でのオーラは、
これまでいくつものミュージカルに出てただけの事はありますね。
しかし、ソロで歌うシーンでは、わざとなのか自然となのか、
聖子ちゃんに似てるわーーーと、思ったね。その歌声は、まさしく！な感じでした。

森奈みはるさんのソプラノボイスは最強でした。
これでもか！とばかりに歌い上げる最初のシーンでは、
元宝塚娘役トップスターの、まさに見せ場。
そして、ラストの方で粟根さんを殴り飛ばすところも見事でした。（笑）


もう一人のコスプレ祭りは、橋本じゅんさん！！
もう、おなかイタイほど笑ったよ。
何着 着替えるんだっと言わんばかりの、お色直しで、
しかもドレスよっ！！（笑）
フリフリのチュチュで、しかもミニとかありえないっ。
赤、オレンジ、白、ピンク・・・・。変態すぎます。
ちなみに、今日の宝箱からの登場シーンは
「有馬兵衛の向陽閣へ～♪」（※ローカルＣＭの歌です。）と歌いながら☆
関西では関西ネタをやってくれるから、好き。
（東京公演では、バスロマンの歌だったそうですね。）


粟根まことさんは、今回も姑息な役がぴったりでしたねー。
しかし、“メガネonメガネ・・・ 更に望遠鏡”は、地味にツボでした。（笑）
殺陣があんまりなかったのがちょっと残念だったけど。


そして、久々にキレイな衣装でぴかぴかだった高田聖子さん。
ここ最近の公演じゃ、汚い（衣装がねっ、あくまで衣装がねっ！）風貌ばっかり
だったんで、登場するやいなや、「おおっ！！聖子さんきれいだ！」と感激。
しかし、そこは新感線女優！！ラストの攻防戦では、すごかったですね。
お尻にニンジン刺されてダウンする・・・って。。。
どんな女優さんですか。（笑）


藤木孝さんは、新感線にはリチャード三世に出てらしたそうですが、
私、リチャード・・は観てないので、今回が初観でした。
個性的な髪型過ぎて（新感線は基本みんな髪型が個性的）、
元はどんな系の俳優さんなのか分からなかったけど、
悪い顔が似合ってたなーーーーー。



その他、お馴染み、冠さんに加えて、今回は歌担当（笑）にもう一人。
イコマ教祖！！
・・・って、正直ワタクシ、マイク持って歌い上げてる人を見たら
全部冠さんに見えちゃってて、
最初どっちがどっちだか分かっていませんでした。（スイマセン）。
だって、メイクとかしてたら識別難しいんだもの。。。
ええと・・・七色のモヒカンが冠くんだった・・・んだよね？



そうそうそれから、今回のセットは、
えらいLEDスクリーンに頼ってましたね。
いやね、だからって全然ちゃちくはないんですよ、実際。
スクリーンだからって決して手抜き（こら）に見えない豪華さ。
あれは舞台転換も早いし、どんな豪華な建物や広大な背景も見せられるし、
役者と連動した血しぶきまで飛ばせるし、万能セットじゃんね！！
きっとスクリーン自体はすっごい高価なんだろうなぁ・・・とは思うけど、
その舞台装置はすごくてずるいっ・・・なんて、思って観てました。
（新感線だからああいうの使えるんでしょうねぇ。）




いやぁ、今回の新感線も派手だった。うん、派手だった。

コメント 6

お久しぶりです。

来週見に行く予定なのですが、全部読ませていただきました。
楽しみになってきました－。

他の日記も読ませていただいてますが、
私が行きたいけど行けなかったもののレポが多くて嬉しいです。
by タツ (2010-04-29 23:43) 

＞タツさん
こんにちは♪お元気ですか。

おおっ。来週行かれるのですねーーー。楽しんできてください。
今回私は、オペラグラスが手放せない３階席だったのですが、
それでもしっかり楽しめました。
新感線の派手さはゆるぎませんねっ。

他の日記も見てくださってるなんて、嬉しいですっ。
拙い備忘録ですが、ありがとうございます。
by nanayo (2010-04-30 15:20) 

　じゅんさん。やっぱり最高でしたぁー。
　あれはじゅんさんじゃなきゃ出来ない潔さだなっ（笑）。
　次回の鋼鉄番長絶対に見に行かなきゃ♪
by 蒼雲 (2010-05-02 02:29) 

>蒼雲さん
ネタものじゃないはずなのに、そこだけネタものなじゅんさん！！！
面白かったねー。
誰に対抗してるんだと言わんばかりのコスチュームパレードでした。（笑）

by nanayo (2010-05-09 09:32) 

こんにちはー！
私もＧＷ中に観てきました。すっごく楽しかったです。
じゅんさんのドレス姿はポニーに負けず劣らずの可愛さ♪
目が釘付けでした！！
カーテンコールもまさかドレス？？？なんて
思ってたけど海賊ルックでしたね。ぷぷ。
by piccorina (2010-05-10 14:21) 

＞piccorinaさん
おお！！行ってこられましたかーー！！
楽しかったですよねーーーー。

ほんと、じゅんさんが楽しそうで楽しそうで、色んな意味で素敵でした。（笑）

　＞カーテンコールもまさかドレス？？？なんて
そうそうそう！！私も、思いました！！！
ドレスか？ドレスでくるのか？って！！（笑）
そこを海賊でくるという、キメ方がまた流石でにくいっ♪ですよね。
あんなラブリーだったのに、かっこいいんだもんなーーー。

by nanayo (2010-05-12 00:20)