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Live:『ソウルボーイへの伝言』@岐阜(佐野元春&ザ・コヨーテ・バンド) [NONA REEVESのこと]

佐野元春さんがTHE COYOTE BANDと現在行っている
ライブハウスツアー 「ソウルボーイへの伝言」、
先月、先々月と観に行ってきましたが、
それがあまりにも良かったので、当初は行く予定じゃなかった
今月12月の岐阜の公演にまで行ってきちゃいました。

佐野元春30周年アニバーサリー・ツアー Part2
全国クラブ・サーキット・ツアー
【ソウルボーイへの伝言】

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 2010.12.2(木)19:00~@Club-G(岐阜)
 佐野元春+
 深沼元昭(G)、高桑圭(B)、小松シゲル(Ds)、渡辺シュンスケ(Key)


いやーーー、昨日のClub-Gは凄かった!!
これだけの為に岐阜まで行った甲斐があった。
ツアーも後半になってきているせいもあってか、
初日とセットリストはほぼ同じなのに、“凄み”が格段に増していて、
佐野さんはモチロンだけど、コヨーテのメンバーの演奏も
めちゃめちゃ凄いことになっています。
ライブも育つんだなぁ。これだから生モノって好き!と、実感しました。

昨日のClub-Gでのライブを一言で言うと   「踊れるライブ」!! だった。
ほんと、楽しかった。

規模的には、
初日に観たO-EASTが大箱だとすると、中盤に観た磔磔は小箱、
そして昨日のClub-Gは中箱・・・というところ。
フロア真ん中から後方は段とバーが付いてる造り。
この日は(ワタクシ的には)最後の参戦だから、
(こまっちゃんだけじゃなく)しっかり全員を見よう!と思って
3段目(中央よりちょい後ろ辺り)の、どセンターで観ました。
フロアの詰まり具合も最適だし、
お客さんのノリも凄くいいし、
なんといっても佐野さんとコヨーテメンバーの高揚が物凄いし、
しっかり“客を踊らせるライブ”だったのが、楽しくて楽しくて仕方なかった。

<以下、セットリスト載せてます>



構成は前に観たのと同じ。
(最初にスクリーンでWOWOWドラマの予告上映、→バンドメンバー登場、→佐野さん登場)
セトリもほぼ同じ。
 ※前に見たライブのレポはコチラ→10/23渋谷 11/17京都
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 1.星の下 路の上 2.荒地の何処かで 3.君が気高い孤独なら 4.Us 5.夜空の果てまで
 6.世界は誰の為に 7.ジュジュ 8.月と専制君主 9.レインガール 10.ぼくは大人になった
 11.約束の橋 12.ヤングブラッズ 13.サムデイ 14.ダウンタウンボーイ 

 アンコール(佐野・深沼、2人のアコギ弾き語り)
 15.ヤァ!ソウルボーイ 16.ヤングフォーエバー

 アンコール2
 17.クリスマス・タイム・イン・ブルー 18.アンジェリーナ


でも、同じ流れなのに、日によって、会場によって、その日の空気によって、
印象に残る場面が、熱を帯びる曲が、全然違う。
私が観た中では、この日が一番イっちゃってたんじゃないの?と思うくらいで、
佐野さんとコヨーテメンバーのテンションがどんどん上がっていくのが
目に見えて分かって、めちゃめちゃ楽しかった。

既に2度見ているライブだから、
どの曲で誰の見せ場があるかをわかっている(つもりでいた)ので、
自分が注目する部分を冷静に観ていくつもりだったのに、
「ああ、この曲まだまだこんなに見所・聴き所・酔い所があったんだ!」って発見がいっぱい。
「今日の最高はこの曲だな」って思っても、
さらに一曲演奏するごとに、その曲がその日の“最高”を塗り替えていく感じ・・・。
全部が「最高」って、なかなかないよね。
全曲が濃厚すぎて、どの曲でのインプットされた印象なのか若干あやふやだけど、
好きだった場面メモです↓。

 ※例によって、佐野元春初心者なので、音楽的なことは全くわかってませんので悪しからず。
  完全なミーハーメモです。

Club-Gは、重低音の響きがいいようで、こまっちゃんのバスドラと高桑さんのベースが
かなり存在感あってね、重みが増した感じがして好きだったです。

「星の下路の上」での、初っ端からの佐野さん深沼さんの絡みがかっこいい。
「君が気高い孤独なら」は、シュンちゃんのオープニングソロが華麗!!
この曲でフロアのみんなが“踊りたい!”って気持ちに火が付いたんじゃない?
「Us」では、照明がめっちゃ凝ってて、ビジュアル的にも魅せます。
「世界は誰の為に」のラストのドラム、こまっちゃんの勢いがすごい。爆発しまくり。
「ジュジュ」高桑さんのコーラスUh~Uh~♪がやっぱり好き。そしてその指に見惚れた。
ベースの人の指先って色っぽいよね。
「レインガール」は、私が今回のライブツアーで一番好きになった曲だ。
佐野さんと客席が一緒になって合唱するラララ・・・の気持ちよさ、
一瞬の無音の溜め、そしてそれを破るこまっちゃんのドラムの重み、
高桑さんの低音、
ラストの深沼さんの長めのソロが感動モノでギターの鳴きが泣けるし、
シュンちゃんもソロがあって、ここも泣ける。
メロウでスロウな曲なのに、こんなにも派手で贅沢。最高です。
「ぼくは大人になった」では、前奏で佐野さんがメンバー紹介をするのだけど、
こっから佐野さんとメンバーのテンション急上昇!
全員がキレキレなプレイで、一人ひとりのソロがすさまじくファンキーになっていました。
佐野さんも、それぞれのメンバーに寄って行って
語るように遊ぶように全身で自ら楽しんで歌う姿がステキだった。
高桑さんと背比べみたいなアクションしてたよね。なんだろうあれ。(笑))
「ヤングブラッズ」での佐野さん深沼さんとのギターの弾き合いは、盛り上がったなぁ。
「サムデイ」では、この日もフロア皆で大合唱。佐野さんのブルースハープにもしびれました。
「ヤァ、ソウルボーイ」「ヤングフォーエバー」佐野さん深沼さんの座りでの
アコギ弾き語りは、さっきまでのダンサブルな空気を一転して聴き入らせてくれた。
ここでは、なぜだか2人の座る姿勢に注目してしまった。
佐野さんは開脚で、深沼さんは若干内股、
佐野さんはギターは水平に持つし、深沼さんはギターを斜めに持つし、
佐野さんは右足で、深沼さんは左足でそれぞれリズムを取っていたわ。
それぞれの個性ってあるのだなぁ。。。へぇ。
「クリスマスタイムインブルー」は、10月に渋谷で聴いたときからずっと耳に残ってたメロディ。
これを12月に聴けて良かった。この曲のコール&レスポンスのノリは、とっても幸せ感じます。
「アンジェリーナ」では、今までみたことないくらいにメンバー全員が熱くなってて、
狂乱気味っていっていいくらいの盛り上がり。
佐野さんも、膝をついて、天を仰ぐような仕草を何度も見せて歌ってたり、
そして、なにより、感動するくらいにこまっちゃんが振り切れてた(“壊れていた”とも言う・笑)ことが
印象的だったよ。


途中のMC、この日も名言炸裂な佐野さん
「音楽は時代を簡単に超えるよね。」
 ※約束の橋を歌う前の一言。ほんと、タイムレスな名曲が沢山。
「カバーアルバムが出来上がりました。」
 ※先月までは、「今作っています」って言ってたのが、ついに「出来上がりました」に!!
「今までに作ってきた曲を、今の声で歌っています。」
 ※この「今の声」ってのに、色んな意味合いを感じた。
「みんな、元気でいてね。」
 ※ラスト曲終わっての、最後の一言。
  「あれ?しめの言葉にはふさわしくなかった?」って、照れてらしたけど、そんなことない。
  こちらこそ、心からありがとう。って思えました。

佐野さん、そして、コヨーテバンドに拍手!


おまけ:さらに個人的ツボ。
 
 メンバー紹介での一コマ。
 佐野さんてば、「キーボード、小松シゲル!(from)ノーナ・リーヴス!」って!!!!
 客席が、あれ?ええ??って反応しているものの、
 間違えに気づいていない佐野さんの後ろで、
 こまっちゃんがクチパクで一生懸命「ド・ラ・ム!ド・ラ・ム!」と訴えていました。(笑)

 小松シゲルは、ドラムです。どうぞ宜しくお願いします。

 関係ないけど、今くらいのこまっちゃんの髪型が好きです。ちょい長め。
 深沼さんばり(それは言いすぎか^^;)の前髪が、色っぽいです。
 (って、ほんま関係ないですね。スイマセン。)




 


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コメント 4

ぷりん

浜松、「君が気高い孤独なら」の冒頭ソロで涙腺決壊したのよね。
シュンちゃんの、シュンちゃんらしい鍵盤が聴けたのが嬉しくて。

こまっちゃんの今の髪型、可愛いねぇ♪
目の保養、目の保養♪って思いながら見てたわ(笑)

浜松ではカバーアルバムの説明を
「今の声、今の心で歌ってます」って言ってた。
by ぷりん (2010-12-03 23:07) 

nanayo

>ぷりんさん
岐阜の前日の浜松もすごかったよと聞いて、俄然楽しみだったのですが、
ほんと、10月と11月に観たとき以上に勢いが増してたよ!

ウン、ウン、シュンちゃんのソロも沢山あって良かったねーー。
佐野さんも、キーボードのプレイを覗きに行ってたりして、
その音を嬉しそうにしていたのも印象的。
バンドメンバー全員に見せ場があるアレンジだったので、見ごたえあって嬉しかったです。

>今の心で
佐野さん、ステキ。
by nanayo (2010-12-05 10:44) 

ナナン

前にもコメント書いた佐野元春ファンですが、
今回もライブレポ、本当に楽しく読ませて頂きました!

何回見ても発見が沢山あるというのは今回のツアーを見ていて同感です。
ちなみに私は盛岡と仙台の公演に行きましたが
盛岡は佐野さん自身のMCが少なくてガンガン演奏する感じでした。
本当にその土地土地によって雰囲気が違うのも面白いですね。


佐野さんが妙に高桑さんの身長について気にしている件ですが
アルバム「COYOTE」をリーリスした頃、佐野さんのDJ番組に
COYOTEメンバーがゲストで出た時があり、
それぞれのメンバーに音楽の事を聞いたり
アルバム「COYOTE」後日談みたいな内容でした。

その番組で高桑さんに対して佐野さんの第一声が
「背、でかいよね~どこにいてもわかるよ」って。
よほど背が高いのが気になるようです。
高桑さんは背が高くて目立つので悪い事が出来ないって返答されていて
なんか可笑しかったです。

番組内のアルバム「COYOTE」後日談では
佐野さんがアルバム内の小松さんのドラムに対して
とても褒めてましたよ~「天才だね」って言ってたのが印象に残ってます。
by ナナン (2010-12-09 17:07) 

nanayo

>ナナンさん
佐野さんファンの方に、「楽しく読んだ」と言ってもらえて嬉しいです。
そして、コメントありがとうございます。
佐野さんのライブ、まさか3度も行ってしまうことになるとは、
自分でもびっくりです。それくらい衝撃的に楽しかったです。

ほんとに、セットリストが同じでも、各会場でのライブ一つ一つが特別
ってことですよね。
仙台、盛岡も、きっとすごかったんでしょうねーーー。
佐野さんの音楽もオーラもパワーも凄いし、
お客さんの空気と熱気がとてもステキだったのがこのツアーの印象深いところでもありました。
その中の一員になれたことが幸せだったなぁ。

あはは、私が観た回(特に京都の時とか)だけじゃなく、佐野さんてば
高桑さんの身長がずっと気になってらっしゃるんですね。面白い♪

 >小松さんのドラムに対してとても褒めてましたよ~
うわ♪そうなんですねー。なんだか自分まで嬉しくてにやけてしまいます。(笑)


by nanayo (2010-12-09 21:24) 

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